制限項目

• 経路5軸変換機能で使用される工具はボール工具のみを対象とします。
• G02、G03の円弧出力はトレランスを基準とした線分近似され出力されます。
• 経路5軸変換にて出力された経路は基経路のピック、アプローチ、リトラクト、重切削速度部の切削速度を参照しません。これらの各部位は通常切削速度で指定された速度に変換されます。
• 経路5軸変換にて出力された経路はエアカット部分は早送りとして出力されます。経路5軸変換内ではアプローチに対するエアカットのみが設定できます。
• 経路5軸変換機能は複数の経路を基経路にすることはできません。
• 各5軸機能で作成された5軸経路に対して以下の機能を除く補助機能・パスエディタなどによる経路編集、および加工シミュレーション、食い込み表示などの機能によるシミュレーションを行った場合、正常な処理は行われません。
  • 回転
  • ミラー
  • 接続

  その他の補助機能も、５軸機能へ指定できますが、工程を構築する上での配慮のため、意図的に設定の抑止を外しています。
  対応していない補助機能も経路計算で正常終了となりますが、計算結果については動作保障していません。

• 各5軸機能で作成された5軸経路は［作業プロパティ］における工具位置の設定が工具中心であっても、工具先端の位置に出力されます。
• 5軸工作機の可動部分および外装部分を設定するXMLファイルの新規作成を行う機能はサポートしていません。
• 経路5軸変換のアプローチ機能は最適化を行った後の経路データには対応していません。正しく変換されない場合があります。（レポート算出のみは可）また、次のアプローチ経路には対応していません。

等高線荒取り　　　　：接線

• 5軸穴あけ経路のＮＣデータは通常のポストでの出力は対応していません。また、作成された経路のパスエディタでの表示および各パラメータのCAMWEBでの表示にも対応していません
• 5軸穴あけ機能はプログラム開始番号の出力に対応しておりません。
• 5軸経路が意図した方向と逆に作成された場合は、面の素性が正しくない可能性があるため、Space-E/Modeler Ver.4.9にて追加した面表裏調整コマンド(PRCMD)を実行してから経路の再作成をおこなってください。
• 以下の5軸機能では、STLモデルを計算対象モデルに指定できません。
  • 5軸仕上げ加工、5軸ガイドカーブ加工、5軸面沿い、5軸自由経路、5軸インペラー加工、5軸スワーフ加工
• 5軸インペラー加工は、羽が付属している側面が自由曲面であるなど、複雑なモデルの場合、意図した経路が作成できない制限があります。
• 経路インポートは、5軸経路のインポートには対応していません(軸情報が消えます)が、機械シミュレーション自体には対応しています。基本的に、右リストから起動するときは、HZSパスさえあればシミュレーションできます。
• 経路5軸変換では、モデルの面情報を参照していないので、「切削面に対して垂直」は使用できません。
• 5軸自由経路の「軸制御」→「ガイドカーブ参照」のガイドカーブは、2本以上設定することはできません。モデルによっては、5軸自由経路工程を２つにわけ、それぞれ１つのガイドカーブを指定する必要があります。
• スワーフ加工において開始点および進行方向を設定することはできません。
• 「5軸自由経路」と「5軸面沿い」のエッジ保護は設定出来ません。
• 5軸インペラー加工、5軸スワーフ加工 現状、断面間の長さが切込み量の10倍以内であればピックとして接続し、それ以上離れていれば回避して接続します。
• ５軸工作機ファイル→第２回転軸→回転軸方向は単位ベクトル化した値を設定して下さい。
• ３軸加工用の穴あけ機能に対して割り出し５軸変換で経路作成する使用方法は意図した動作とならないことがあります。
  ５軸の穴あけ加工は、「5軸穴あけ機能」を使用するか、または、固定サイクルを使用するならば、ポストで固定サイクルコードを使用する方法で運用ください。
• ５軸の経路作成機能は加工範囲による部分加工の指定には対応していません。
• ５軸穴あけ座標値リストに複数方向からあいた穴のベクトルが存在すると、「穴位置の加工順」の指定とは異なる加工順で経路作成されることがあります。
• ５軸面沿いはオプションタブのエッジ保護に対応していません。