EPXファイル

EPXファイルは、XML形式のテキストファイルです。

以下にファイル構造を記述します。
(※)は複数定義可能です。

【ヘッダ情報】
  バージョン
  タイトル
  サブタイトル
  送り側システム
  工作機名称
  作成日付
  作成時間
  作成者名
  単位(0 = mm, 1 = inch )
  コメント
【対象部品情報】
  対象部品名称
  対象部品材質(1:鉄 2:アルミ 3:銅合金 4:超硬 99:その他)
  コメント
  加工対象部品形状モデルファイル(※)
    ファイル名称
    コメント
  放電開始前の加工対象部品形状モデルファイル(※)
    ファイル名称
    コメント
  加工対象部品画像ファイル(※)
    ファイル名称
    コメント
  加工対象部品図面データファイル(※)
    ファイル名称
    コメント
【放電加工情報】
  放電加工情報(※)
    投影面積
    仕上モード(1:標準 2:油鏡面(光沢面) 3:油梨地 4:粉末鏡面(粉末光沢面)5:粉末梨地 99: その他 0:指定なし)
    加工モード(1:標準 2:面品質重視 3:低消耗重視 4:速度重視 0:指定なし)
    表面粗さの指定方法(1:Rz(μm) 2:Ra 3:Rmax(μm) 4:VDI 0:指定なし)
    最終放電仕上げ面の表面粗さ
    コメント
    電極情報(※)
  ID
      電極名称
      電極ID(ユニークな値をシステムが自動で設定:1EPXファイル単位)
      液処理モード(1:無噴流 2:噴射 3:噴出 4:吸引 0:指定なし)
      加工区分(1: 荒 2: 中3: 仕上げ 99: その他 0: 指定なし)
      電極材質(1: Cu 2: Gr(L) 3: Gr(M) 4: Gr(H) 5: CuW: 6: AgW 99: その他 0: 指定なし)
      揺動パターン(1: 円 2: 四角 3: 球 4: 揺動なし 99: その他 0: 指定なし)
      減寸方式(1: 3D方向の減寸方式 2: 平面方向の減寸方式 0: 指定なし)
      減寸量(片側の振り量)
      マガジンポット番号
      コメント
      電極形状情報(※)
        電極形状ファイル名称
        電極形状ファイル名称(減寸量考慮)
        コメント
      電極形状イメージ情報(※)
        電極形状イメージファイル名称
        コメント
      電極形状図面情報(※)
        ファイル名称
        コメント
      加工点情報(※)
        加工初期位置情報(※)
         X
         Y
         Z
         C
        スタート点(加工開始点)
         X
         Y
         Z
         C
        エンド点(加工終了点)
         X
         Y
         Z
         C

放電加工情報は加工部位毎にデータを設定できます。
それぞれの加工部位毎に複数の電極を使用できます。(例えば、荒・中・仕上げ用)
ひとつの電極で複数箇所を加工できます。
加工はスタート点からエンド点の間で行われます。
加工初期位置情報は、ワークとの干渉を回避させるため加工原点からスタート点までの軌跡を格納します。また、C軸の回転を制御することもできます。反時計回りをC軸の+方向とします。
以下の情報はEPXファイル作成時にSpace-E/CAM EPXオプションが自動で設定します。
  バージョン(ヘッダ情報) :メジャー:"2" マイナー:"0"
  送り側システム(ヘッダ情報) :"Space-E/CAM EPX"
  作成日付(ヘッダ情報) :EPXファイル作成日
  作成時間(ヘッダ情報) :EPXファイル作成日時間
  単位(ヘッダ情報) :mm固定
  電極ID(電極情報) :ユニークなIDを自動設定
以下の情報は「システム設定」に従いEPXファイル作成時にSpace-E/CAM EPXオプションが自動で設定します。
  加工対象部品形状モデルファイル :stlファイル
  加工対象部品画像ファイル :jpgファイル、VRMLファイル
  電極形状ファイル(減寸量考慮) :stlファイル
ただし、電極設計で、「放電ギャップを3Dに反映する」が有効でないない場合、減寸量は考慮されていません。
  電極形状イメージ情報 :jpgファイル、VRMLファイル