機能パラメータ

CLマネージャー…制限

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パッチ計算の一時停止と再開について

コンテキストメニューから「一時停止」を選択すると、以下のダイアログが表示されます。

一時停止を操作すると、バッチ計算の順序を変更できるため、計算の順序によっては正しい結果が得られないことがあります。指定された計算が一時停止しても問題ないものかを確認するための注意をうながすものです。
一時停止した後の動作保証がある場合には「OK」を、ない場合には「キャンセル」を選択してください。

前処理のプロセスと、それに依存するプロセスの組み合わせは以下の通りです。

 
事前処理
事前処理の必要な機能
1 内部処理(モデル) 主機能
2 ストック更新 最適化
3 等高線 等高線仕上げ
4 等高線 等高線削り残し
5 等高線 トロコイド
6 走査線 走査線荒取り
7 主機能 補助機能
8 補助機能(※1) 補助機能(※1)
9 主機能 ポスト
10 補助機能 ポスト

※)「主機能」とは、「標準加工編」−「機能パラメータ」にある機能です。
※)「補助機能」とは、「標準加工編」−「補助機能パラメータ」にある機能です。
※)「等高線」とは、等高線仕上げ、等高線削り残し、トロコイドをバッチ計算したときにCLマネージャ上で表示される等高線断面を計算するためのバッチです。
※)「走査線」とは、走査線荒取りをバッチ計算登録した時に、CLマネージャ上に表示される走査線断面を計算するためのバッチです。
※1)ここで言う「補助機能」とは、工程グループツリーまたは工程ツリーの中で補助機能を連続して計算しているケースを示しています。
例えば、走査線仕上げに対して「移動」と「最適化」を指定した場合、両機能は依存関係にあるので、「移動」に対する一時停止は「最適化」の動作を保証できません。
※)工程設計ツリーで関係あるものだけが対象となります。
例えば、「工程グループ(1)」の中の「補助機能」と、「工程グループ(2)」の中の「ポスト」は直接関係していないので、上記の関連には該当しません。ただし、ストック更新と最適化については、ワークの同じ領域を対象とした計算を別々のグループで指定している場合は関係します。
工程設計プロジェクトが別々のものである場合は、これらの制限に該当しません。
※)インターラクティブでは、1〜6の制限が該当します。

 

注意)
CLマネージャの処理状況ビューに計算終了のタスクを含めて多数のログが残っている場合、計算実行できないことがあります。
タスクマネージャーのCLサーバーアイコンからを右クリックより[CLサーバープロパティ]-[設定]-[作業フォルダ]に設定しているフォルダ内容を削除やHZS/CAM/tmpフォルダ内を削除の後、計算実行されるようになります。削除する前に[CLサーバーの終了]をして下さい。

複数のエントリを同時に実行(一時停止含む)すると、より多くのメモリを消費するため、全体の計算時間が遅くなることがあります。また、メモリを消費し過ぎた場合、計算が正常終了しないことがあるのでご注意ください。

「一時停止」はWindowsNTには対応していません。従って、WindowsNT上ではメニューがグレーになり選択できません。待機中のエントリを計算続行することによる複数エントリの同時計算は可能です。

マルチスレッド対応