出力制御ファイル
NCマクロ部

マクロの説明の前に〜経路データの基本的構造〜

マクロの説明の前に経路データの基本的な構造を説明します。
経路データは一般に以下の移動情報から構成されます。

加工原点からアプローチ点への加工原点高さでの移動(AからB)
アプローチ点の加工原点高さからエアカット高さまでの移動(BからC)
エアカット高さからアプローチ点までの移動(CからD)
(この区間にはサブエアカットや円弧アプローチなどのアプローチが付加されることもあります)
形状内移動(DからH)
リトラクト点からエアカット高さまでの移動(HからI)
(この区間にはサブエアカットや円弧アプローチなどのアプローチが付加されることもあります)
エアカット高さから回避高さまでの移動(IからJ)
回避高さから次の断面のエアカット高さまでの移動(JからL)
上記Cからの移動を断面の数分繰り返す
最後の断面のリトラクト点でのエアカット高さから加工原点高さまでの移動(FからG)
リトラクト点での加工原点高さから加工原点までの移動(GからA)
(加工原点を指定しなければAからB、GからAへの移動はありません)

注意)
「パラメータ部」の「NCデータ出力形式」でサブプログラムを作成するモードを選択した場合は、上記「経路データ図」のCからFの区間がサブプログラムになります。