共通パラメータ

基本加工座標系

テーブルの回転および工具軸の傾斜を考慮した3軸加工の経路を作成する(3.5軸機能)ための座標系を設定します。
設定できる座標系には、次の3種類があります。

これらの3.5軸機能を使用するには、作業プロパティ→設定タブ→多軸設定の「加工座標系/工具座標系を考慮した計算を行う」にチェックが指定されている必要があります。

各座標系の設定

画面上をマウスでクリックすると、各パラメータを説明します。

基本加工座標系

 

 

「基本加工座標系」をダブルクリックする、またはコンテキストメニューから「加工座標系設定」を選択します。

 

設定されている5軸工作機を参照する
このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

座標系名称
座標系の名称を設定します。
ここで設定した名称は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力1
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力2
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力3
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力編集
『Edit...』ボタンを押すことで座標変換出力用の編集パネルを起動します。このパネル上では座標変換出力の複数行での編集に対応しており、ポストのマクロにて予約語が展開された場合にも複数行での出力を行います。座標変換出力を複数行で作成した場合、改行部には改行用コードとして”\n”が入ります。

第1回転角,第2回転角
このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

角度選択方法

このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

加工座標系

原点:
加工座標系の原点を設定します。「Dig」を押すとSpace-E/Modelerの画面から直接原点を指示できます。
「適用」を指示すると設定値が反映されます。

固定軸:
角度、軸設定の操作で、どの軸に対して設定を行うかを選択します。

角度:
「固定軸」で選択した軸で座標系が回転します。
「+」または「-」を押す度に設定された角度分回転します。
「適用」を指示すると設定値が反映されます。

軸定義:
回転マトリクスを定義します。
「固定軸」で選択されていない2軸を利用して軸定義を行います。
軸名称のボタンを押すと、Space-E/Modelerの画面から直接ベクトルを設定できます。

Dig:
Space-E/Modelerの画面から直接にデータムを指示にてベクトルを設定できます。
面を指示して設定できるのはZ軸のみです。面を指示して座標系を設定すると、固定軸がZ軸に変更されます。
注意)モデル取り込みした時と同じデータム状態にしてからデータム、または面を指示してください。 カレントのデータムを指示しても、その方向をモデルZ軸方向と見なすので、座標系の初期位置と同じ状態となります。

データム選択:
Space-E/Modeler上のデータムを一覧表示します。
表示されるリストからデータムを選択すると、選択したデータムの座標系が設定されます。
Space-E/Modelerのカレントデータムは赤いデータムアイコンで表示されます。
注意)表示されるデータムは最大で20個までです。

Reset:
原点、軸定義で設定した内容を初期化します。それぞれの設定が、モデル座標系と同じ座標系になります。

反転:
「固定軸」で選択されていない2軸の方向を反転します。

適用:
原点、軸座標で設定した内容を反映します。

座標系
プレビュー画面には、モデル、ワークと、ここで設定した座標系が表示されます。
画面上でマウスの右ボタンをクリックするとコンテキストメニューが表示され、ビュー方向を変更することができます。
また、キーボードとマウスによるビューイング操作も可能です。

マウスビュー操作はシステム設定のビュー操作の指定によって違いがあります。

  Space-E形式 Space-E V5 形式
回転 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右または左ボタン押下のままマウス移動
移動 Ctrl +中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン押下のままマウス移動
拡大・縮小 Alt+中ボタンまたはShift + 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右ボタン1回押して離し、マウス上下

 

以下のボタンで閲覧操作ができます。

選択拡大・縮小(Shiftで縮小)します。
拡大・縮小します。
移動します。
表示位置・スケールを初期化します。
設定がONの場合、座標系方向を正位置とした向きでプレビュー表示します。
設定がOFFの場合、モデル座標系を基準とした向きでプレビュー表示します。
モデルを表示します。
ワークを表示します。

 

加工座標系

「工程グループ」のコンテキストメニューから「加工座標系設定」を選択します。

座標系を設定する
選択した工程グループに加工座標系を設定するか、しないかを指定します。

設定されている5軸工作機を参照する
このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

座標系名称
座標系の名称を設定します。
ここで設定した名称は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力1
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力2
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力3
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力編集
『Edit...』ボタンを押すことで座標変換出力用の編集パネルを起動します。このパネル上では座標変換出力の複数行での編集に対応しており、ポストのマクロにて予約語が展開された場合にも複数行での出力を行います。座標変換出力を複数行で作成した場合、改行部には改行用コードとして”\n”が入ります。

第1回転角,第2回転角
このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

角度選択方法

このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

加工座標系

原点:
加工座標系の原点を設定します。「Dig」を押すとSpace-E/Modelerの画面から直接原点を指示できます。
「適用」を指示すると設定値が反映されます。

固定軸:
角度、軸設定の操作で、どの軸に対して設定を行うかを選択します。

角度:
「固定軸」で選択した軸で座標系が回転します。
「+」または「-」を押す度に設定された角度分回転します。
「適用」を指示すると設定値が反映されます。

軸定義:
回転マトリクスを定義します。
「固定軸」で選択されていない2軸を利用して軸定義を行います。
軸名称のボタンを押すと、Space-E/Modelerの画面から直接ベクトルを設定できます。

Dig:
Space-E/Modelerの画面から直接にデータム、または面を指示にてベクトルを設定できます。
注意)モデル取り込みした時と同じデータム状態にしてからデータム、または面を指示してください。 カレントのデータムを指示しても、その方向をモデルZ軸方向と見なすので、座標系の初期位置と同じ状態となります。

データム選択:
Space-E/Modeler上のデータムを一覧表示します。
表示されるリストからデータムを選択すると、選択したデータムの座標系が設定されます。
Space-E/Modelerのカレントデータムは赤いデータムアイコンで表示されます。
注意)表示されるデータムは最大で20個までです。

Reset:
基本座標系で設定した内容に初期化します。

反転:
「固定軸」で選択されていない2軸の方向を反転します。

適用:
原点、軸座標で設定した内容を反映します。

座標系
プレビュー画面には、モデル、ワークと、ここで設定した座標系が表示されます。
画面上でマウスの右ボタンをクリックするとコンテキストメニューが表示され、ビュー方向を変更することができます。
また、キーボードとマウスによるビューイング操作も可能です。

  Space-E形式 Space-E V5 形式
回転 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右または左ボタン押下のままマウス移動
移動 Ctrl +中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン押下のままマウス移動
拡大・縮小 Alt+中ボタンまたはShift + 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右ボタン1回押して離し、マウス上下

以下のボタンで閲覧操作ができます。

選択拡大・縮小(Shiftで縮小)します。
拡大・縮小します。
移動します。
表示位置・スケールを初期化します。
設定がONの場合、座標系方向を正位置とした向きでプレビュー表示します。
設定がOFFの場合、モデル座標系を基準とした向きでプレビュー表示します。
モデルを表示します。
ワークを表示します。

 

工具軸設定

「工程」のコンテキストメニューから「工具軸設定」を選択します。

座標系を設定する
選択した工程に工具軸座標系を設定するか、しないかを指定します。

座標系名称
座標系の名称を設定します。
ここで設定した名称は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力1
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力2
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力3
テーブル回転等の情報を設定します。
ここで設定した内容は、ポストプロセッサにて予約語を使用することによりNCデータに出力できます。

座標変換出力編集
『Edit...』ボタンを押すことで座標変換出力用の編集パネルを起動します。このパネル上では座標変換出力の複数行での編集に対応しており、ポストのマクロにて予約語が展開された場合にも複数行での出力を行います。座標変換出力を複数行で作成した場合、改行部には改行用コードとして”\n”が入ります。

第1回転角,第2回転角
このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

角度選択方法

このパラメータはSpace-E/5Axisオプションのライセンスを使用する場合のみ有効になります。
5Axisオプションなしの場合、有効な値を表示するものではありません。

詳細はオンラインヘルプの「Space-E/5Axis」の欄、及び今後変更があった場合、発行通知書やe-supportページの該当箇所を参照して下さい。

工具軸

座標/角度:
工具軸の傾斜を軸ベクトルで定義するか、角度で定義するかを選択します。

工具軸:
工具軸の傾斜を軸ベクトルで定義する場合に設定します。
「Dig」を指示すると、Space-E/Modelerの画面から直接ベクトルを設定できます。

回転軸:
工具軸の傾斜を角度で定義する場合に設定します。
A軸C軸を使用するか、B軸C軸を使用するかを選択します。

第一回転軸(角度):
「回転軸」でA軸C軸を選択した場合には、A軸の回転角度を定義します。
「回転軸」でB軸C軸を選択した場合には、B軸の回転角度を定義します。

第二回転軸(角度):
C軸の回転角度を定義します。

退避距離:
加工原点からアプローチ/リトラクトする時、ワークへの干渉回避用に工具軸ベクトル方向への退避距離を設定します(ワークへの干渉回避用)。この設定値は、ポストパラメータで参照され、退避要素として付加されます。
注意)
退避距離の値を設定した場合、付加される経路の送り速度は、ポスト→xmpファイルエディタの出力制御ファイル-[制限]-[G00をG01に変換した時の送り速度](初期値5000)の値を参照します。
出力制御ファイルの [制限]-[G00をG01にする]をチェックしていなくても参照します。
これは付加される移動が斜めになることがあるため、意図的に[G00をG01にする]の設定を利用しているものです。

Dig:
Space-E/Modelerの画面から直接にデータム、または面を指示にてベクトルを設定できます。
注意)モデル取り込みした時と同じデータム状態にしてからデータム指示をしてください。 カレントのデータムを指示しても、その方向をモデルZ軸方向と見なすので、座標系の初期位置と同じ状態となります。

Reset:
工具軸のI、J、Kを0、0、1に初期化します。

反転:
工具軸の方向を反転します。

適用:
工具軸で設定した内容を反映します。

工具軸
プレビュー画面には、モデル、ワークと、ここで設定した工具軸が表示されます。
画面上でマウスの右ボタンをクリックするとコンテキストメニューが表示され、ビュー方向を変更することができます。
また、キーボードとマウスによるビューイング操作も可能です。

  Space-E形式 Space-E V5 形式
回転 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右または左ボタン押下のままマウス移動
移動 Ctrl +中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン押下のままマウス移動
拡大・縮小 Alt+中ボタンまたはShift + 中ボタン押下のままマウス移動 中ボタン+右ボタン1回押して離し、マウス上下

以下のボタンで閲覧操作ができます。

選択拡大・縮小(Shiftで縮小)します。
拡大・縮小します。
移動します。
表示位置・スケールを初期化します。
モデルを表示します。
ワークを表示します。
座標系方向を正位置とした向きでのプレビュー表示には対応しません。(Z軸方向しか定義がないため)

注1)

座標系を設定した場合、パラメータの種類により座標値の扱いが異なります。

■座標値としてXYまたはZのみ扱うパラメータ(ポケット加工などで設定するアプローチ/リトラクト点、回避タブで設定する回避高さ[Abs]など)

Space-E/Modelerから取り込む時、設定されている座標系でローカルな座標値に変換します。
座標系が変更されていても設定値は変更されません。座標系を変更した場合、特に[Abs]でパラメータを設定した場合は、再度Space-E/Modelerから取り込みを行ってください。

■座標値としてXYZを扱うパラメータ(穴あけの座標値、補助機能の移動などで設定する基準点など)

Space-E/Modelerから取り込む時、設定されている座標系でローカルな座標値に変換します。
座標系が変更された場合も自動的にローカルな座標値に変換しますので、再度Space-E/Modelerから取り込む必要はありません。

■輪郭形状、加工境界(自由経路や輪郭などで扱う輪郭形状、加工範囲で扱う境界など)

Space-E/Modelerから取り込む時、設定されている座標系でローカルな座標値に変換します。
座標系が変更された場合も自動的にローカルな座標値に変換しますので、再度Space-E/Modelerから取り込む必要はありません。

注2)

加工範囲が指定されない場合、ワークのMIN/MAXボックスが使用される。加工座標系を傾けると、その方向でのMIN/MAXボックスが加工範囲になります。

注3)

傾いた座標系を設定した場合でも、工作機情報ノードの「加工原点」の値が、その座標系での加工原点位置として使用されます。

注4)

穴あけ工程に工具軸設定を指定して工具を傾斜させると、正常な穴あけ固定サイクルを出力できません。

注5)

b軸で回転の場合、Z軸同一のX軸が水平で固定された軸変換となります。補助機能の軸回転、経路エディターの経路回転や、Modelerの軸回転と異なりますので御注意下さい。

注6)

ワークに任意形状を登録の上、基本加工座標系を設定すると、意図した経路が作成されないことがあります。

回避方法は、工程グループ下の加工座標系設定で、基本加工座標系と同様の登録をして、基本加工座標系はreset状態に変更してください。