外部ファイルの設定により、NCデータファイル読込み時にサブプロ呼び出しを無視するように設定できます。
NCデータファイルにサブプロ呼び出しがあるにも関わらず呼び出されるサブプログラムが存在しない場合、サブプロ呼び出しを無視して処理を継続します。

対象機能

経路エディタで表示
インポート工程（NCデータの読込み）
NT一覧（インターラクティブ機能）
NT表示（インターラクティブ機能）

外部ファイル仕様

作成場所

X:\HZS\CAM\config (XはCAMのインストールドライブ)

ファイル形式

テキストファイル

ファイル名称

subprogram.txt

書式

"キーワード:= 値1"あるいは"キーワード:= 値１ , 値２"の形式で設定します。
値の前は必ず1文字以上のスペース（" "）を入れてください。
カンマ（","）の前後も1文字以上のスペース（" "）を入れてください。

キーワードの説明

Skip	呼び出し先のないサブプロが存在したときの処理方法を選択します。 （0：設定したサブプロと同じ場合のみ無視 1：すべて無視）
Operate	サブプロ呼び出しに失敗したときの処理方法を選択します。 （0：処理を中断 1：その時点まで作成した経路を出力）
Sub	無視するサブプロを設定します。 値１：このパラメータを有効にするか、無効にするかを設定します。 　　　（0：無効 1：有効） 値２：サブプロ番号を設定します。
DNC	無視するDNCを設定します。DNCとは、外部ファイルをサブプロ呼び出しする方法です。 値１：このパラメータを有効にするか、無効にするかを設定します。 　　　（0：無効 1：有効） 値２：DNCを設定します。

設定例

Skip:= 0 Operate:= 1 Sub:= 1 , 10 Sub:= 1 , 11 DNC:= 1 , default.NT

NCデータ例

M98P0010　（無視するサブプロとして設定されているため処理をスキップ） : M98P0020　（呼び出し先が存在するため処理を続行） : M30 O0020 : M99