その他の制限項目。

Space-E/CAM の同時起動について

OSに依存する制限項目

加工工程設計に関する制限

ワークに対する制限項目

Space-E/CAM の同時起動について

• Space-E/Modelerのメニューやコマンドから起動できるSpace-E/CAMの下記の操作ウィンドウは1つに限られます。2つ以上起動しようとすると、既に起動されている操作ウィンドウを手前に表示します。別の操作ウィンドウを使用する場合は、既に開かれているウィンドウを閉じてください。
  ・ 加工工程設計操作ウィンドウ
  ・ ワイヤカット操作ウィンドウ
  ・ インターラクティブ管理ウィンドウ
  ・ インターラクティブ経路作成コマンド操作ウィンドウ
  インターラクティブ管理ウィンドウからのインターラクティブコマンド起動は可能です。

OSに依存する制限項目

• 対応しているWindowsのバージョンはWindows7(64bit)、Windows8(64bit)、Windows8.1(64bit)です。
  Windows95,Windows98,WindowsME,WindowsNT,Windows2000,Windows Server,WindowsXP x64Edition,WindowsXPには対応していません。
  
  Internet Explorerのアドレスバー下にある「ブロックされているコンテンツを許可」を指定することで一時的に解除することは可能です。
  毎回変更を行いたくない場合、インターネットオプション→「詳細設定」→「セキュリティ」を開くと「マイコンピュータでのファイルのアクティブコンテンツの実行を許可する」という指定があります。初期状態ではチェックがOFFになっていますのでONにしてください。
  
  ※但し、CAMWEBとCAMヘルプだけを常に許可とすることはできません。

加工工程設計に関する制限

• (1) 使用できる文字
  新規作業設定ダイアログの作業名は、必ず半角で指定します。使用できる文字は、英数字（A〜Z、a〜z、0〜9）、ハイフン「 - 」、およびアンダースコア「 _ 」です。
  場所名も必ず半角で指定します。使用できる文字は、英数字（A〜Z、a〜z、0〜9）、ハイフン「 - 」、アンダースコア「 _ 」、コロン「 : 」、「 \ 」です。
  ノードのプロパティでのコード名やコメント、設定値に半角カンマ「 , 」やアスタリスク「 * 」は使用しないでください。
  Space-E/CAMの「ノード名」、「説明」、「ファイル名」などでカンマが使える箇所はありません。
  螺旋荒取り、突きの工具設定にて、セミコロン「 ; 」を使用しないでください。
  経路名称は、必ず半角で指定します。使うことのできる文字は、英数字（A〜Z、a〜z、0〜9）、ハイフン「 - 」、およびアンダースコア「 _ 」です。
  経路名称は、8文字以内で指定します。

• (2)ワーク
  工程中に加工範囲を設定していない機能は、ワークを加工範囲として使用します。
  このときの境界に対する工具の止まり位置は、「境界上」となります。工具の止まり位置を変更するには、加工範囲を設定する必要があります。

• (3)プロジェクト、機能ノード、ノードの変更に関する制限
  工程設計にて、以下の機能でパラメータの設定を変更せずにOKを指示すると、経路を削除するかどうかを問い合わせるダイアログが不必要に表示されることがあります。
  
  　　等高領域、ガイドカーブ、往復突き、自由経路、リブ加工、穴あけ、輪郭削り残し

プロジェクト名称、ノード名称変更の途中で、新規作成のボタンを押さないでください。この操作をするとエラーを表示して、それまでの加工工程への操作が無効になります。
工具や加工範囲などドラッグして移動する、あるいはコピーした場合、UNDOの指定で元に戻すことはできません。

• テンプレートに対する制限
  下記のノードまたはパラメータはテンプレート化されません。
  「基本加工境界」「加工範囲の形状」「ポケット機能の領域・島形状」「トリム機能のトリム形状」「穴あけ工程の加工パターンおよび座標値リスト」「等高線2.5Dの加工境界、断面形状」「ガイドカーブ機能のガイドカーブ」「往復突き機能のガイドカーブ」「自由経路のワイヤフレーム形状」「リブ加工機能のガイドカーブ」「等高線仕上げのガイドカーブ」

• (7) NCデータ基準名称に対する制限
  ファイル基準名称の文字数は24文字までです。
  キーワードを設定した場合は、20文字になるように作業名が調整されます。（数値は2桁換算）

• (8) ワーク設定に対する制限
  ワーク設定において、鋳物指定時に表面ストック量を指定した後、ブロックに戻して、加工範囲を指定せずに経路を計算すると、表面ストック量を考慮した形（Z範囲）で経路が作成されます。ブロック、任意素材を設定する場合、表面ストック量は、必ず0を入力してください。

• (9) 3.5軸に関する制限
  加工範囲が指定されない場合、ワークのMIN/MAXボックスが使用されます。加工座標系を傾けると、その方向でのMIN/MAXボックスが加工範囲になります。
  傾いた座標系を設定した場合でも、工作機情報ノードの「加工原点」の値が、その座標系での加工原点位置として使用されます。
  穴あけ工程に工具軸座標系を設定して工具を傾斜させると、正常な穴あけ固定サイクルを出力できません。

• (10) CAMWEBの出力項目に対する制限
  機能パラメータについて、各機能に共通なパラメータは出力できますが、共通でない機能固有のパラメータについては全てを出力することはできません。

• (11) 機能パラメータ、工具パラメータの送り速度を変更した場合、「送り速度減速」「最適化（送り速度の最適化）」「投影」「基パス突き」の経路ファイルも、一旦、一律の送り速度が反映されます。「システム設定」→「計算フラグ」→「補助機能」をＯＮにしている場合、計算フラグが自動で設定されますので、再計算をして下さい。この設定をＯＦＦにしている場合、手動で再計算をして下さい。

• (12)場所+作業名の最大文字数、フォルダ名称
  ・作業を新規作成あるいは、別のフォルダに作業をコピーする場合、フォルダ名＋作業名で128文字以内になるよう指定してください。
  ・作業名および、作業を置くフォルダ名に空白や２バイト文字を使用しても動作保障できません。例えば、デスクトップにおいた作業や、日本語名称のフォルダに置いた作業はパラメータ内容の確認のみ可能で、経路エディタでの経路確認や計算実行はできません。

• (13) 作業名や、NCデータファイル名、経路ファイルのエクスポート名、並びにインターラクティブのモデル名などでは、次に示す予約デバイス名と同じ名称は指定できません。ファイル有無のチェックにて既存と判断され、エラーとなるか、あるいは計算エントリーされても異常終了となるなど正常にファイル作成されません。これはWindows自体の制限によるものです。
  con
  nul
  aux
  prn
  com1〜com9
  lpt1〜lpt9

• (14) 回避高さ
  「工具中心」を指定の場合、経路作成機能の「回避高さ」は工具刃先の高さ調整をしない位置で経路作成します。「工具中心」の場合は「回避高さ」の値を刃先R分高くするよう注意してください。

ワークに対する制限項目

• 工程中に加工範囲を設定していない機能は、ワークを加工範囲として使用します。このときの境界に対する工具の止まり位置は、「境界上」となります。工具の止まり位置を変更するには、加工範囲を設定する必要があります。