出力プラグイン(帳票出力)
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カスタマイズ |
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基本的にテンプレートセット(\Space-Eインストールフォルダ\Cam\plugin\CamWeb\template内にあるフォルダ)内にあるテンプレートファイルをもとに、定義されたキーワードをPDDの内容に変換したファイルを指定フォルダに出力します。テンプレートには、HTML、CSV、TEXT、Excelファイルなどを定義することができます。
注意) Excel出力する為にはMicrosoft Excel (Microsoft Office 2000以上のバージョン)が必要になります。
テンプレートセットは、テンプレートとなるHTMLファイル(またはCSV、テキストファイルなど)と、テンプレートセット情報ファイル、テンプレートセットプレビュー画像で構成されます。テンプレートファイルは複数置くことも可能です。
注意)
CAMWEBサンプルテンプレートをカスタマイズ編集する場合、サンプルテンプレートのフォルダを別のフォルダにコピーすることをおすすめします。
(例:"サンプルテンプレート1"→"xxxx社テンプレート1")
サンプルテンプレートを直接編集した上、Space-E/CAMバージョンアップ版インストールするとテンプレートは上書きされます。
例: sampleテンプレートセットのファイル構成
%IMHOME%\plugin\CamWeb\template\sample\×××.html
--> テンプレートファイル(ファイル名は任意に変更可能)
%IMHOME%\plugin\CamWeb\template\sample\info.txt
--> テンプレートセット説明ファイル
%IMHOME%\plugin\CamWeb\template\sample\info.bmp
--> テンプレートセットプレビュー画像
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各テンプレートファイルは、HTMLファイルの書式に従います。
表示したい項目に適合するキーワードをHTML内に記述します。
キーワードの前と後ろには@(@キーワード@)を記述します。
キーワードは大文字、小文字を区別せず、半角英数字のみ認識します。
例: キーワード
@SCAM-TOOLIMG-320-240@ (工具のプレビュー画像320x240ピクセル)
@SCAM-TOOLDIA@ (工具径)
@SCAM-PAGENUMBER@ (ページ番号)
工程や機能、工具、経路、NCデータ一覧など、個数分繰り返し表示したい場合は、ループタグを使用します。
ループタグは、以下の5つです。
<!--SCAM-PROCLOOP--><!--SCAM-PROCLOOP--> 工程毎
<!--SCAM-FUNCLOOP--><!--SCAM-FUNCLOOP--> 機能毎
<!--SCAM-TOOLLOOP--><!--SCAM-TOOLLOOP--> 工具毎
<!--SCAM-PATHLOOP--><!--SCAM-PATHLOOP--> 経路毎
<!--SCAM-NCLOOP--><!--SCAM-NCLOOP--> NCデータ毎
ループタグは、1テンプレートファイル内に1つしか使用できません。例外として、<!--SCAM-NCLOOP-->はこのループ内に<!--SCAM-PATHLOOP-->を持つことができます。
また、SXMLとSCAMのキーワード同時使用できますが、SXMLとSCAMのループを同時使用することはできません。
※1:キーワードによってはSXMLで使用できない場合があります。
例1: 工具情報などを工程分表示する場合
<!--SCAM-TOOLLOOP-->@SCAM-TOOLDIA@,@SCAM-TOOLCORNERRAD</!--SCAM-TOOLLOOP>
例2: 1ページに最大5つの経路情報を表示する場合
<!--SCAM-PATHLOOP MAX="5"-->
<tr>
<td width="10">@SCAM-PATHNO@</td>
<td width="80">@SCAM-NCFILENAME@</td>
<td width="80">@SCAM-FUNCTYPE@</td>
<td width="80">@SCAM-TOOLDIA@</td>
<td width="80">@SCAM-TOOLCORNERRAD@</td>
<td width="50">@SCAM-TOOLCLEARLEN@</td>
<td width="50">@SCAM-TOOLTCODE@</td>
<td width="50">@SCAM-FUNCSTOCKALLOWANCE@</td>
<td width="50">@SCAM-MODELTOLERANCE@</td>
<td>@SCAM-TOOLSPINDLE@</td>
<td>@SCAM-TOOLFEEDRATE@</td>
<td>@SCAM-PATHCUTTINGLEN@</td>
<td>@SCAM-PATHCUTTINGTIME@</td>
</tr>
<!--/SCAM-PATHLOOP-->
ループタグ内で使用できるキーワードの組み合わせは、以下の通りです。
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タグ内にMAX="2"と書くと、2回繰り返すと次のページに移ります。
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NCデータチェックリストは現行のポストが出力するNCデータファイルをそのまま利用します。
NCデータチェックリスト用のキーワードは、加工工程設計用のキーワードと混在させることはできません。
NCデータチェックリストのキーワードに関しては、%IMHOME%\plugin\camweb\xml_keyword.txtを参照してください。
サンプル1 <テンプレート1> <結果1>
サンプル2 <テンプレート2> <結果2>
1)チェックリスト、キーワード一覧のExcel出力サンプル
Excel出力のサンプルは加工指示書になっていますが、%IMHOME%\plugin\CamWeb\template\サンプルテンプレート(EXCEL)\info.txtではチェックリストと、キーワード一覧サンプルを利用できます。チェックリストのサンプル出力方法を以下に示します。
notepadでinfo.txtを開き、加工指示書.xlsをコメント化(先頭に#追加)、チェックリスト(SXML).xlsの行先頭のコメントを削除して下さい。
キーワード一覧のxlsからコピー&貼り付けすることで、カスタマイズが容易に行えます。
注意) Excel出力する為にはMicrosoft Excel (Microsoft
Office 2000以上のバージョン)が必要になります。
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(罫線、レイアウトの調整は任意に行って下さい)
(info.txtの中に複数のxlsを指定も可能です)
Excel出力で対応している拡張子は、.xlsのみです。xlsxなど他の形式には対応していません。
2)Excel出力のループ指定について
html,txt,cvsと同様にループを使用できます。
ループは下図のようにExcelのコメント欄に記述します。
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3)Excel上でのキーワード設定方法について
CAMWEBキーワードは”@”文字で表現することはhtml,cvsでも変りありませんが、Excelではセルの書式設定を「標準」にすると、Excelからエラーダイアログが表示されます。
これを解決するには、ターゲットのセルの書式設定を「文字列」に変えて、キーワード入力の後、「標準」に戻します。
書式設定「文字列」のままでもCAMWEB出力されますが、 SCAM-FUNCPARAの場合、出力内容が長いため、「標準」の設定での使用をお奨めします。
4)html→xls拡張子変更への互換モード
html→xls拡張子変更したExcelテンプレートの使用方法について説明します。
info.txtにTEMPLATE_TXTと言うキーワードを指定することで、.xlsの拡張子をhtml→xls拡張子変更したテンプレートと見なして処理します。
#TEMPLATE# TEMPLATE1 = 加工指示書.xls TEMPLATE2 = ncdata.xls |
#TEMPLATE# TEMPLATE_TXT1 =加工指示書.xls TEMPLATE_TXT2 = ncdata.xls |
通常の指定
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互換モード使用例
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注意)
・html→xls拡張子変更への互換モードは、すべてのキーワードに対して完全な動作保障はしていません。
・html→xls拡張子変更への互換モードは、テンプレートのファイル内容を自動認識するものではありません。通常のxlsテンプレートやxls以外の拡張子を指定すると誤動作となりますのでご注意ください。
5)SCAM-***IMG-###-###などの画像サイズ指定のキーワードとExcel出力の仕様について
Excelテンプレートのセルの大きさが小さいと、セルの範囲を超えないように自動縮小する仕様です。
Excel出力の場合、自動縮小する点でhtmlと違います。
Excelのテンプレート側でセルの幅、高さをキーワードに指定する大きさかそれ以上へ広げることで 指定のサイズで出力されます。
キーワードはピクセル指定ですので、Excelテンプレートのセルの方でもセル幅変更時の黄色いポップアップを見ながら適度な大きさに調整してください。