ワイヤ放電加工とは

主な機能

主な機能は次の7つがあります。

加工条件自動設定機能

加工形状定義機能

コーナー処理

テーパ処理

上下異形状の設定

複写機能

NCデータ作成機能


加工条件自動設定機能

工作機械名称、ワイヤ情報、被削材情報をデータベースから選択できます。
工作機械名称を選択すると工作機械情報が自動設定されます。
工作機械情報は変更することができます。また、変更した工作機械情報をデータベースに登録することもできます。
工作機械名称、ワイヤ情報、被削材情報は加工条件および加工パターンを検索するための検索キーの一部になります。

<工作機械設定ダイアログ>

加工形状定義機能

加工回数、ユーザ定義条件をデータベースから選択できます。
工作機械名称、ワイヤ情報、被削材情報、加工回数、ユーザ定義条件から加工条件および加工パターンを自動設定できます。
自動設定された加工条件および加工パターンを変更することもできます。また、変更後の加工条件および加工パターンをデータベースに登録することもできます。
加工する形状をSpace-E/Modelerから取込むことができます。取込んだ加工形状には、アプローチ点およびリトラクト点の位置を指定することができます。加工形状は、300形状まで定義できます。

<形状登録ダイアログ>

(※Space-E/Modeler上のソリッド形状から取込む場合、形状登録ダイアログは使用しません。
 また、パンチか、ダイ、上下異形状、開形状の自動判断、アプローチ点・リトラクト点の位置決定は自動で判断します。)

コーナー処理

加工形状のコーナー部に対して、面取り、コーナーループ、円弧逃げの3つのコーナー処理を施すことができます。
これにより、シャープなエッジの加工や入れ子の加工などを、簡単な設定で行うことができます。

<コーナー処理>

テーパ処理

テーパ加工用のNCデータを作成できます。
テーパ角度は、要素ごとに設定することも、加工形状全体に同じテーパ角度を設定することもできます。
加工形状全体に同じテーパ角度を設定した場合、スタート点の位置にテーパ角度が表示されます。

<テーパ処理>

上下異形状の設定

上下加工形状の対応の設定と確認を行うことができます。
上下加工形状の対応は、上の形状と下の形状の対応点を結ぶことによって、設定します。
上下どちらかの形状が円形状の場合、対応点を自動設定することもできます。
また、操作画面には、上下加工形状の対応状態が常に表示されるので、対応の確認を行いながら、作業を進めることができます。

<対応状態の表示>

複写機能

複写位置を設定するだけで、同一形状の経路を簡単に複写できます。
複写位置は、座標値の数値入力、Dig入力、座標値ファイル読込みの3つの方法から選択できます。
なお、複写は、経路に対してのみ、行うことができます。

<複写機能>

NCデータ作成機能

経路はポストプロセッサによりNCデータに変換できます。
ポストプロセッサに出力制御ファイルを指定すると、経路を工作機械に応じたNCデータに変換することができます。