このプログラムは、パソコンのTEXTデータと、UNIXのTEXTデータとのデータ変換を行うものです。
これにより、TEXTデータをバイナリーとして扱え、パソコンとUNIXとのフロッピーディスク等によるデータの受渡しや、TCP/IPによるデータ転送が可能になります(パソコンとUNIXでは、TEXTを表すコードが異なります) 。
<DXFの文字処理の流れ>
7.1.1 各OSのTEXTデータの形式
漢字
(倍角) 英数字
(半角) カタカナ
(半角) カタカナ
識別コード 改行コードWindows/ NT シフトJIS ASCII ASCII - (0d0a)IRIX5、6 SunOS4.1x Solaris EUCコード ASCII ASCII (a8) (0a)IRIX4.x EUCコード ASCII - - (0a)
7.1.2 機能説明
(1)プログラム名称
CONV_PC
(2)対応OS
SunOS4.1.x、Solaris2.5〜2.6、IRIX5,6、IRIX4.x、Windows/NT
(3)パラメータ
本プログラムの入力は、以下のスイッチを使って行います。
スイッチ 説明 I =入力ファイル名称 O =出力ファイル名称 IO =入出力ファイル名称 C =コンバージョンタイプ (必須) PWindows/NT USunOS4.1.x、Solaris2.5〜2.6、IRIX5,6、IRIX4.x 変換ファイルの名称入力は、「 I= 」と「 O= 」の両方を入力する方法と、「 IO= 」を入力する方法の2通りがあります。
コンバージョンタイプの指示'「 C= 」の後には、変換前と変換後のタイプを続けて記入します。 各スイッチの間は、ブランク(空白)で区切って入力して下さい。
7.1.3 実行例
% conv_pc i=ABCD.BB o=TEST.DXF c=pu パソコンのTEXTデータ(ABCD.BB)を呼んで、UNIXのTEXTデータ(TEST.DXF)を作成します。
% conv_pc io=abcd.bb c=up UNIXのTEXTデータ(abcd.bb)を読んで、同じ名称のパソコンのTEXTデータに置換えます。
注意1)
このプログラムは、パソコンとUNIXとのTEXT変換を行うものです。注意2)
パソコンからUNIX、UNIXからパソコンにTEXTデータを転送する場合は、必ずバイナリーモードで転送して下さい。他の方法で転送すると、TEXT変換が正常に行われません。注意3)
IRIX4.xのOS上には「半角カナ」がありませんが、当プログラムではUNIXと同様に「半角カナ」を処理しています。IRIX4.xのOS上で半角カナのモニターを行うと、カナ文字が崩れて見えますが、DXF変換においての使用には問題ありません。注意4)
すでに変換済みのファイルを再度変換すると出力ファイルが正常に作成されません。 「 io= 」で入出力するときには、ファイルのタイプを確認して下さい。入力ファイル名が出力ファイル名と同じなので、入力ファイルが壊れてしまいます。