DMG変換


モデル中の要素の幾何データと属性データ、グループ情報を外部ファイルに書出し、読込むサービスです。書出されたファイルの拡張子は(.dmg)となります。

このデータ変換を利用することでSpace-E/Draw と Space-E/Modeler(※1)およびPowerDesign(※2)間でデータのやり取りが可能になります。

※1)Ver.4.5以降で対応されます。

※2)AutoCADのアドオンソフト。Ver.3.09以降で対応されます。

1.対象要素

DMGファイルとして書出される要素タイプは以下のものです。

点、線分、円、円弧、スプライン、文字(PAT)。

  • 折れ線、多角形は線分に分解して書出します。
  • 楕円とコニックはスプラインまたは円弧(選択)に近似して書出します。
  • TXTは文字(PAT)として書出します。
  • シンボル、サブモデルは分解し、グループ化して書出します。
  • 寸法線は形状のみ保持されます。
  • DMGファイルを読込んだ場合は、点、線分、円、円弧、スプライン、文字要素となります。


    2.属性データ

    DMGで読み書きの対象となる属性データは、クラス、線種、線幅です。


    3.グループ情報

    DMGファイルへ書出し時、要素が複数のグループに属している場合は最下位のグループ1つだけとなります。


    4.属性対比表ファイル

    DMGファイルの読込み時に参照されます。

    Space-E/ModelerやPowrDesignで作成されたDMGファイルを読込む際に、書き出し側の属性とDraw側の属性とをどのように対応させるかを設定します。このファイルは「HZS\Draw\run_field]フォルダーに入っています。任意のフォルダーに変更する場合、そのフォルダーはユーザコンフィギュレーションファイルでサーチパスに設定されていることが必要です。

    このファイルは必要に応じてテキストエディターで、内容の変更をすることができます。

    属性対比表クラス線種線幅色(※3)
    Modeler→Drawmd2dr_laymd2dr_lftmd2dr_lwtmd2dr_col
    AutoCAD→Drawpd2dr_laypd2dr_lftpd2dr_lwtpd2dr_col
  • 対比表で設定されていないクラスは(1〜255)なら同じクラス。それ以外は既定値(なければ2)となります。
  • 対比表で設定されていない線種は(0〜255)なら同じ線種。それ以外は既定値(なければ0)となります。
  • 対比表で設定されていない線幅は(1〜255)なら同じ線幅。それ以外は既定値(なければ1)となります。

    ※3)色対比表が存在すればModeler(またはAutoCAD)の色をDrawのクラスに対応させることが可能です。 (標準では色対比表は存在しません。)

    読込み開始時間と終了時間、エラーが発生した場合には行番号を出力します。


    5.DMG作業フォルダー

    DMGファイルの書き出し、読み込みは「現在の作業ディレクトリ」で行われます。


    6.DMG変換ログファイル

    DMGファイルの読込み時に作成されます。読込みDMGファイルと同じフォルダーに"DMGファイル名称_dmg_log"という名称で作成されます。