1.概  要

1.1 概 説

リンクプログラムとは、Space-E/Drawで作成したデータファイルを他のシステムで使用するためや、他のシステムで作成されたデータファイルをSpace-E/Drawで使用するための、データ変換のプログラム群です。

Space-E/Drawで作成したモデルは、モデルファイル(−.−.MD)として非公開ですが、データ変換後のイクスターナル・モデルファイル(−.−.MF)として公開されていますので、他のシステムとのリンクが可能です。

図1 Space-E/Drawの各ファイルの相互関係

 

1.2 イクスターナル・モデルファイル・フォーマット

Space-E/Drawと他のシステムの間で、互換性を持つモデルファイルのフォーマットです。ヘッダー部、モデル記述部、アイテム記述部の3部で構成されています。   

ヘ  ッ  ダ  ー  部
モ  デ  ル 記  述  部
ア イ テ ム 記 述 部

図2 イクスターナル・モデルファイル構成     

 

1.2.1 ヘッダー部

Space-E/Drawで出力する時は、以下のフォーマットになり、入力する時は、コメントデータとして扱います。

 

また、他のシステムで出力する時は、システム独自のデータやコメントデータとして、以下のフォーマットとなります。

 

1.2.2 モデル記述部

各々のアイテムデータ以外のモデル固有のデータを記述しています。

 

(1) MODEL STATUS

モデルのSTATUSを表現する8バイトバウンダリーレコードです。

 

(2) WINDOWデータ

 

 

(3) SLO(SCREEN LAYOUT)データ

 

 

1.2.3 アイテム記述部

アイテム記述部は、IA,ZD,ID,PR,CRの5部分から構成され、そのデータ形式をキャノニカル・フォーマットと呼んでいます。

 

(1) IA部

 

(2) ZD部

GIPキャノニカルフォーマットの3次元グラフィックデータテーブルZDTBと同じ形式です。

 

(3) ID部

GIPキャノニカルフォーマットの形状データテーブルIDTBと同じ形式です。

 

(4) PR部

NO   :フィルターNo.
LENG :DATAの長さ(バイト)
DATA  :ユーザプロパティデータ

(5) CR部

NO   :フィルターNo.
LENG :DATAの長さ(バイト)
DATA  :システムプロパティデータ