リンクプログラムとは、Space-E/Drawで作成したデータファイルを他のシステムで使用するためや、他のシステムで作成されたデータファイルをSpace-E/Drawで使用するための、データ変換のプログラム群です。
Space-E/Drawで作成したモデルは、モデルファイル(−.−.MD)として非公開ですが、データ変換後のイクスターナル・モデルファイル(−.−.MF)として公開されていますので、他のシステムとのリンクが可能です。
図1 Space-E/Drawの各ファイルの相互関係 |
Space-E/Drawと他のシステムの間で、互換性を持つモデルファイルのフォーマットです。ヘッダー部、モデル記述部、アイテム記述部の3部で構成されています。
ヘ ッ ダ ー 部 モ デ ル 記 述 部 ア イ テ ム 記 述 部図2 イクスターナル・モデルファイル構成
1.2.1 ヘッダー部
Space-E/Drawで出力する時は、以下のフォーマットになり、入力する時は、コメントデータとして扱います。
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また、他のシステムで出力する時は、システム独自のデータやコメントデータとして、以下のフォーマットとなります。
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1.2.2 モデル記述部
各々のアイテムデータ以外のモデル固有のデータを記述しています。
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(1) MODEL STATUS
モデルのSTATUSを表現する8バイトバウンダリーレコードです。
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(2) WINDOWデータ
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(3) SLO(SCREEN LAYOUT)データ
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1.2.3 アイテム記述部
アイテム記述部は、IA,ZD,ID,PR,CRの5部分から構成され、そのデータ形式をキャノニカル・フォーマットと呼んでいます。
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(1) IA部
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(2) ZD部
GIPキャノニカルフォーマットの3次元グラフィックデータテーブルZDTBと同じ形式です。
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(3) ID部
GIPキャノニカルフォーマットの形状データテーブルIDTBと同じ形式です。
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(4) PR部
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NO :フィルターNo.
LENG :DATAの長さ(バイト)
DATA :ユーザプロパティデータ(5) CR部
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NO :フィルターNo.
LENG :DATAの長さ(バイト)
DATA :システムプロパティデータ