2.MF−MD変換

2.1 機能

MF-MD変換は、イクスターナル・モデルファイル(MF)をSpace-E/Drawのモデルファイル(MD)へ相互変換できるプログラムです。

2.2 ダイアログの各項目の説明

(1) 変換対象となるファイルのあるフォルダを指定します。
(2) 変換対象のフォルダを「フォルダの参照」ダイアログで指定します。
(3) 変換対象となるファイル名称のテンプレート(ワイルドカード)を指定します。
(4) 変換対象となるファイルの一覧が表示されます。ファイル名称をクリックすると、(11)の変換するファイル名称に追加されます。
(5) 変換タイプを指定します。「MF→MD」、「MD→MF」から選択します。
(6) 変換するデータフォーマットを指定します。「Unix」、「WindowsNT」から選択します。
(7) (4)での変換対象の一覧すべてが、(11)の変換するファイル名称に追加されます。
(8) (11)の変換するファイルすべてを解除します。
(9) 変換したファイルを出力するフォルダを指定します。
(10) 出力フォルダを「フォルダの参照」ダイアログで指定します。
(11) 変換するファイルの一覧が表示されます。ファイル名称をクリックすると、変換するファイルから解除します。
(12) MF-MD変換のログをファイルに出力するかを指定します。
(13) MF-MD変換のログファイル名称
(14) MF-MD変換のログファイルを「ファイルを開く」ダイアログで指定します。
(15) ログファイルに対する記述方法を選択します。「追加」、「上書き」から選択します。
(16) 変換処理を実行します。
(17) 現在のダイアログの各パラメータを保存します。各パラメータは、パラメータファイルに保存されます。パラメータファイルについては、「2.3 MF-MD変換ダイアログ・パラメータファイル」を参照してください。
(18) MF-MD変換のダイアログを終了します。

2.3 MF-MD変換ダイアログ・パラメータファイル

2.3.1 パラメータファイルについて

ダイアログの各パラメータは、MF-MD変換ダイアログ・パラメータファイルに保存されています。ファイル名称は、「mfmdgui.cnf」で、出荷時は、%DRAW_HOME%¥run_fieldにインストールされています。環境変数「MFMD_GUI」でパラメータファイルを指定すれば、MF-MD変換の対象となるパラメータファイルを変更することができます。

2.3.2 パラメータファイルの内容について

パラメータファイルに記載されているパラメータ名称と内容は、以下の通りです。

パラメータ名称
内 容
INPTDIR 変換対象のフォルダ名称
OUTPDIR 出力フォルダ名称
CONVTYP

変換タイプ

1:MF→MD
2:MD→MF

DATAFMT

データフォーマット

1:Unix
2:WindowsNT

LOGFLAG

ログファイルの記録

1:記録する
2:記録しない

LOGFILE ログファイル名称
LOGMODE

ログファイルの記録方法

1:追加
2:上書き

パラメータファイルの内容は、以下の例のようになっています。

INPTDIR,C:¥HZS¥draw¥work_field
OUTPDIR,C:¥HZS¥draw¥work_field
CONVTYP,1
DATAFMT,1
LOGFLAG,1
LOGFILE,C:¥TEMP¥mfmd.log
LOGMODE,2

2.4 注意・制限事項

2.4.1 MD→MFの変換

ファイル変換時に、自動的に以下のデータがセットされます。

(1) ヘッダー部

チェックワード …………… −1
バージョン番号 …………… ファイルの現行バージョン
 

V4.0−00 →

コメント部 …………… モデルファイルのマネージメント部
データ部 …………… モデルファイルのカレント情報 
(レイアウト,ウィンドウの情報)

(2) モデル記述部

モデル名称 ………………… モデルファイル名称(例:XGGG.MODEL1.MF)
年 月 日 ………………… イクスターナル・モデルファイルの作成年月日

2.4.2 MF→MDの変換

(1)

ファイル変換時に、モデルファイルのマネージメント部には、以下の情報をセットします。

プログラム名称 …………… 'FMFTMD '
ファイルの現行バージョン番号
イクスターナル・モデルファイル名称
イクスターナル・モデルファイルのヘッダー部のコメント

(2) イクスターナル・モデルファイル中に、モデル構成要素がなければ、エラーとして扱います。
(3) イクスターナル・モデルファイルのヘッダー部のカレント情報がなければ、自動的にカレント情報(スクリーンレイアウト=FULL,ウィンドウのセットなし)を作成してセットします。
(4) スクリーンレイアウト,ウィンドウ,ウィンドウ番号は、それぞれ最高31個まで登録可能です。31個より多いものは、すべて登録されません。

2.4.3 ダイアログにおける制限

MF-MD変換おけるダイアログでの制限は以下の表のようになります。

項 目
制 限
フォルダ名称 最大512バイト
対象となるファイルの件数 最大1万件
ログファイル名称 最大512バイト