5.UNIX−NTデータ変換

5.1 機能   

UNIX-NTデータ変換は、Space-E/DrawとGRADE DASH/DRAWで作成したモデルファイル(MD)、シンボルファイル(S2)、イクスターナル・モデルファイル(MF)をUNIX-NT間へ相互変換できるプログラムです。また、GRADE/CUBEのモデルファイル(M3)についても相互変換できるプログラムです。

5.2 ダイアログの各項目の説明

(1) 変換対象となるファイルのあるフォルダを指定します。
(2) 変換対象のフォルダを「フォルダの参照」ダイアログで指定します。
(3) 変換対象となるファイル名称のテンプレート(ワイルドカード)を指定します。
(4) 変換対象なるファイルの一覧が表示されます。ファイル名称をクリックすると、(11)の変換するファイル名称に追加されます。
(5) 変換の種類を指定します。「MD」、「MD(PCM)」、「S2」、「M3」、「MF」の中から選択 します。「MD(PCM)」は、PCMデータを含むファイルを変換する場合に指定します。
(6) 変換のタイプを指定します、「Unix→WindowsNT」、「WindowsNT→Unix」から選択します。
(7) (4)での変換対象の一覧すべてが、(11)の変換するファイル名称に追加されます。
(8) (11)の変換するファイルすべてを解除します。
(9) 変換したファイルを出力するフォルダを指定します。
(10) 出力するフォルダを「フォルダの参照」ダイアログで指定します。
(11) 変換するファイル一覧が表示されます。ファイル名称をクリックすると、変換する ファイル名称から解除します。
(12) UNIX-NTデータ変換のログをファイルに出力するかを指定します。
(13) UNIX-NTデータ変換のログファイル名称
(14) UNIX-NTデータ変換のログファイルを「ファイルを開く」ダイアログで指定します。
(15) ログファイルに対する記述方法を選択します。「追加」、「上書き」から選択します。
(16) 変換処理を実行します。
(17) 現在の各パラメータを保存します。各パラメータは、パラメータファイルに保存され ます。パラメータファイルについては、「5.3 UNIX-NTデータ変換ダイアログ・パラ メータファイル」を参照してください。

5.3 UNIX-NTデータ変換ダイアログ・パラメータファイル

5.3.1 パラメータファイルについて

ダイアログの各パラメータは、UNIX-NTデータ変換ダイアログ・パラメータファイルに保存されています。ファイル名称は、「convgui.cnf」で、出荷時は、%DRAW_HOME%¥run_fieldにインストールされています。環境変数「CONV_GUI」でパラメータファイルを指定すれば、UNIX-NTデータ変換の対象となるパラメータファイルを変更することができます。

5.3.2 パラメータファイルの内容について

パラメータファイルに記載されているパラメータ名称と内容は、以下の通りです。

パラメータ名称
内 容
CONVMOD

ファイルの種類

1:MD
2:MD(PCM)
3:S2
4:M
35:MF

CONVTYP

変換タイプ

1:UNIX→WindowsNT
2:WindowsNT→UNIX

INPTDIR 変換対象のフォルダ名称
OUTPDIR 出力フォルダ名称
LOGFLAG

ログファイルの記録

1:記録する
2:記録しない

LOGFILE ログファイル名称
LOGMODE

ログファイルの記録方法

1:追加
2:上書き

パラメータファイルの内容は、以下の例のようになっています。

CONVMOD,1
CONVTYP,1
INPTDIR,C:¥HZS¥draw¥work_field
OUTPDIR,C:¥HZS¥draw¥work_field
LOGFLAG,1
LOGFILE,C:¥TEMP¥conv.log
LOGMODE,2

5.4 注意・制限事項

5.4.1 ダイアログにおける制限

UNIX-NTデータ変換おけるダイアログでの制限は以下の表のようになります。

項 目
制 限
フォルダ名称 最大512バイト
対象となるファイルの件数 最大1万件
ログファイル名称 最大512バイト