印刷ユーティリティ

プリンタへの出力

接続されているプリンタに図面を出力することができます.
これらのプログラムの主な機能は、ベクター変換処理プログラム「fdrtdv」の出力であるドロー・ベクターファイルを入力として、プリンタ出力の命令コードに変換して出力することで、次の機能を持っています.

印刷モードに「プリンタ」を選択することでプリンタからの出力になります.
ここで指定したファイルにパラメータを設定します.
参照ボタンをクリックすると、ダイアログが表示されるので、ここで既存のパラメータファイルを指定できます.
修正ボタンをクリックすると、ダイアログが表示されるので、ここでパラメータを修正することができます.
参照するパラメータファイルを変更した場合、パラメータ保存をクリックすると、変更したファイルを初期値にすることができます.
(インストール時  プリンタ:インストールフォルダ:\hzs\modeler\plot\printpara.txt)
(インストール時  ペン:インストールフォルダ:\hzs\modeler\plot\printpen.txt)

 

◆制御パラメータ

●パラメータの種類

プリンタ出力では、プリンタのプロパティで設定できる以外の制御パラメータを与えることができます.
制御パラメータの種類を表6−1に示します.
オプションの項目がダイアログで設定できるパラメータです.

表6−1 制御パラメータの機能

No. パラメータ名 制御パラメータの種類 初期値
1
PLOT ドロー・ベクターファイルの指定
必須
----------
2
END パラメータの終了を示す ----------
3
DELE DVファイルのハンドリングの指定
オプション
OFF
4
OFST オフセット量の指定 0
5
ROT 用紙の90°回転の指定 OFF

 

●パラメータの修正

パラメータの修正は、テキストエディタなどでは行わず、ダイアログにて行ってください.

 

◆出力サイズについて

基本的にプリンタへはDRファイルで作成時の用紙サイズの形状で出力されます.
しかし、プリンタ側での用紙サイズがDRファイルでの用紙サイズよりも小さい場合、プリンタの用紙サイズに収まるようにスケールをかけて出力されます.

 

◆文字の出力について

文字は、HZSパターンファイルで出力されます.
Windowsでのフォント出力は行えません.

 

◆ペン設定について

プリンタ出力におけるペン設定は、プリンタパラメータのペンパラメータファイルで行います.
エディタにて、ペン番号と太さの値(mm)を「,」(カンマ)で区切り記述します.
ファイルには1カラム目から記述します.1カラム目が「#」(シャープ)の場合、コメント行とみなして読み飛ばします.
ペン設定をされていない場合、幅は0.3mm(初期値)で出力されます.
ペン番号1を0.1、ペン番号2を0.2に設定する場合は、以下のようにペンパラメータファイルに記述します.

1,0.1
2,0.2