環境設定ファイル

 シェードカラーの設定

シェードカラーモードおよび各クラスに対するシェードカラーを設定します.

<ファイル>

インストールフォルダ\config\ja_JP.mscode\profile\プロファイル名\shade_colorrc

通常、config\ja_JP.mscode以下にある、ファイルで設定しますが、次のような優先度でファイルを読み込みます.

1. $HOME\_shade_colorrc
2. config\ja_JP.mscode\profile\プロファイル名\shade_colorrc

1,2の順序でファイルを検索し、見つかった時点でそのファイルを読み込み、設定します.

通常、$HOME環境変数には何も設定されていませんので上記1.を使用する場合、$HOME環境変数にフォルダ名を設定する必要があります.

 

<書  式>

 shade_color_mode パラメータ値

シェードカラーモードを設定します.

シェードカラーモードのパラメータ値(表1参照)を変更することによって、シェードカラーモードを設定できます.

表1.シェードカラーモードと対応するパラメータ値

シェードカラーモード
パラメータ値
単色
0
クラスのワイヤ色と同色
1
シェードカラーの設定で定義された色
2

シェードカラーの設定よりも先に定義する必要があります.

シェードカラーモードを定義しない場合、シェードカラーモードは以下のように設定されます.

各クラスに対するシェードカラーを設定しない場合:クラスのワイヤ色と同色
各クラスに対するシェードカラーを設定する場合 :シェードカラーの設定で定義された色

 

<設定例>シェードカラーモードを単色に設定する場合

shade_color_mode 0

 

 CLASS クラス番号 {
    SPECULAR R,G,B
    AMBIENT R,G,B
    DIFFUSE R,G,B
    EMISSION R,G,B
    ALPHA value
    SHININESS value
}

各クラスに対するシェードカラーを設定します.

クラスのメンバー(表2参照)の値を変更することによって、シェードカラーを設定できます.

表2.シェードカラーのクラスのメンバー

クラスのメンバー
意味
SPECULAR 光が当っている場所の色を定義します.白にすると白く光り、青にすると面の光の当たっている部分が青く光ります.黒にすると光らなくなります. RGB値
AMBIENT 面が環境光を反射する度合いを意味します.この色が白ければ環境光の影響を強く受け、黒ければ影響を受けなくなります. RGB値
DIFFUSE アイテムの色そのものを意味します. RGB値
EMISSION 面全体が発する色のことを意味します.光源とは無関係に発色し、この光が、他のアイテムの面を照らすことはありません. RGB値
ALPHA 面の透け具合を意味します.値が0の時は不透明、1の時は透明となります.(*現在、この値は有効になりません.) 0〜1の 実数
SHININESS シェードカラーを定義する属性の一つで、面に当たった光の散乱する度合いを意味します.値が0の時はまったく散乱しません.値が小さいほど広範囲に散乱し、大きいほど狭い範囲にしか散乱しなくなります. 0〜128の 実数

各RGBの値は、以下のように定義します.

0.0〜1.0、あるいは0〜255(小数点を入れない)で、定義します.
”,”で区切らなければなりません.

 

<設定例>線種番号1で隠線を表示する場合

CLASS 1 {
    SPECULAR   0.80000,0.80000,0.80000,
    AMBIENT    0.40000,0.40000,0.40000,
    DIFFUSE     0.50000,0.00000,0.00000,
    EMISSION    0.00000,0.00000,0.00000,
    ALPHA      1.00000
    SHININESS   20.00000
     }