環境設定ファイル

 ショートカットキーの設定

ショートカットキーを設定します.初期設定では、ファンクションキー以外のショートカットキーは設定されていません.

<ファイル>

インストールフォルダ\config\ja_JP.mscode\profile\プロファイル名\shortcuts

通常、config\ja_JP.mscode以下にある、ファイルで設定しますが、次のような優先度でファイルを読み込みます.

1. $HOME\_shortcuts
2. config\ja_JP.mscode\profile\プロファイル名\shortcuts

1,2の順序でファイルを検索し、見つかった時点でそのファイルを読み込み、設定します.

通常、$HOME環境変数には何も設定されていませんので上記1.を使用する場合、$HOME環境変数にフォルダ名を設定する必要があります.

 

<書  式>

 ”ショートカット部” ”対応するコマンド部

ショートカット部とそれに対応するコマンド名を定義することによって、設定できます.

ショートカット部の設定

設定できるキーの種類
記述
コンビネーションキー  
 コントロール キー Ctrl
 Alt キー Alt
 シフト キー Shift
数字 キー 0〜9
アルファベット キー a〜z(記号は不可)
ファンクション キー F1〜F12

ニーモニック機能(Altキー+アルファベットキーでプルダウンメニューを開く機能で、WindowsやUNIXのMotifなどで、標準的に備わっている)に割り当てたキーコンビネーションは、ファイルで設定しても無効となります.

「Alt」、「コントロール」、「シフト」キーをそれぞれ、大文字の 「A」、「C」、「S」と定義します.また、アルファベットキーは小文字で「a」など、数字キー、ファンクションキーはそのまま「1」、「F1」などと定義します.それぞれの文字の間は「-(ハイフン)」でつなぎます.それらを「””(ダブルクォーテーション)」で囲むことによって、ショートカット部を設定できます.
ただし、以下のような設定はできません.

「Shift」キーを押した場合は、数字キーを組み合わせることはできません.

ショートカットキーに対応するコマンド部の設定

それぞれのショートカットキーに対応するマクロコマンド名、システム関数名(f.***、F.***、 m.*** など)を定義することによって、コマンド部を設定できます.
ただし、f、F、mは、それぞれ以下のような意味を表します.

f:実行中のコマンドを終了した後に、定義したシステム関数を実行する.
F:実行中のコマンドを終了しないで、定義したシステム関数を実行する.
m:実行中のコマンドを終了した後に、定義したマクロコマンドを実行する.

注意

マクロコマンド名を定義する際には、十分に注意してください. 特に、「F」と「f」を間違える、既存のマクロコマンドの定義名を書きかえたりすると、システムが起動しなかったり、動作不良を起こします.

複数のマクロコマンドを「|(パイプ)」でつなげることによって、一つのショートカットで連続したコマンド群を設定することができます.

 

<設定例>連続線(lc)コマンドを「Altキー+l」で設定する場合

”A-l” ”m.lc”

連続線(lc)、セット(set)、平行スイープ体(vsw)を連続して実行す るコマント群を「Altキー+コントロールキー+x」で設定する場合

”A-C-x” ”m.lc|m.set|m.vsw”

 

<参照ファイルを使用してショートカットキーを設定する>

任意でのショートカットキーの設定のほかに、あらかじめ特定のキーを割り当てた参照ファイルを利用して設定することもできます.

インストールフォルダ\config\ja_JP.mscode\profile\プロファイル名\shortcutsを別の名前に変更します.同じフォルダ内のshortcuts.legacyをコピーし、shortcutsに置き換えます.

参照ファイルのショートカットキー一覧