Space-E/Modelerの基本操作

StepUp ボタンによる測定値参照

距離や角度などの数値を指定するオプションメニュー項目に付加されているボタンを指示することで、その場で形状を測定して結果を入力することができます.

以下の5通りの寸法計測が選択可能です.

[半径] … 円・円弧・楕円・楕円弧要素の半径値を参照します.
      楕円・楕円弧は指示した位置に近い長軸および短軸での値になります.

[直径] … 円・円弧・楕円・楕円弧要素の直径値を参照します.
      楕円・楕円弧は指示した位置に近い長軸および短軸での値になります.

[長さ] … 直線・円・円弧・曲線のスパン長を参照します.

[距離] … 2つの点または要素間の最短距離を参照します.

[3D] … 3D空間上の最短距離をそのまま参照します.
[XY平面] … XY平面に平行な平面空間での最短距離を参照します.
[YZ平面] … YZ平面に平行な平面空間での最短距離を参照します.
[ZX平面] … ZX平面に平行な平面空間での最短距離を参照します.

[角度] … 2つの直線または3点で示される角の角度を参照します.

[α(指示角)] … 指示条件で夾角の角度をそのまま参照します.
[180°-α] … 指示条件の外角の角度を参照します.
[360°-α] … 指示条件で夾角の反対側の角度を参照します.


サイズのパラメータに円の直径や距離を参照指定する
《基本立体/ブロック(block)》 を起動、中心点指示モードで円筒上面に立方体を配置する.
[横幅(x): 100]
[奥行(y): 100]
[高さ(z): 100]
   
[横幅(x)]のボタンを指示→[直径]を選択して円[1]を指示.
[奥行(y)]のボタンを指示→[直径]を選択して円[2]を指示.
[横幅(x): 84.39]
[奥行(y): 84.39]
[高さ(z): 100]
   
[高さ(z)]のボタンを指示→[距離]を選択して、円弧[3]と[4]を指示.
[横幅(x): 84.39]
[奥行(y): 84.39]
[高さ(z): 50]
   
   
[確定]により、円筒と同サイズのblock生成完了.

角度のパラメータに2直線の角度を指定する
《勾配付け/面基準(taper)》を起動、底面勾配を基準として指示する.
[勾配角:3]
[相対角度]
   
   
[勾配角]のボタンを指示し、[角度]を選択.直線境界[1]と[2]を指示して、2辺の角度を参照する.
[勾配角:42.195]
[相対角度]
   
勾配を付加する面[3]を指定して[確定].中心角に等しい勾配角を付加完了.