寸法線・記号の連動について

投影図を選択して作成した寸法線・記号は、3D形状の変更に追従して、自動更新されます．

寸法線・記号を自動更新するためには、投影図をVer.5.0以降で投影する必要があります．Ver.4.9以前の投影図に寸法線を作成する場合は、図面の更新を先に行ってください．
寸法線・記号は、図面の更新を行った時にのみ更新されます．
寸法線は、寸法値も含めて全て再作成されます．

記号は、位置のみが変更されます．

寸法線コマンド	記号コマンド
直列寸法線(dm) 並列寸法線(dmpd) 点間寸法線(dmp) アイテム間寸法線(dmit) 累進寸法線(dmlm) 片持ち寸法線(dmkt) 面取り寸法線(dmcr) 狭部軸系径寸法線(djik) 角度寸法線(da) 半径寸法線(drf) 半径累進寸法線(dmlr) 直径寸法線(ddf) 弧長寸法線(dla) 軸径寸法線(dsft) 座標寸法線(cval) 座標寸法線2(dord)	引出し線注記(lnsp) バルーン(blsp) 視図記号(ep00) 表面性状図示記号(sfrn) 面の指示記号(sfra) 幾何公差引出線(ab00) 仕上げ記号(fm00) 溶接記号(weld)

自動更新可能な寸法線・記号は、連動アイテムとして、図面の更新時に「::連動に成功した寸法線・記号」グループに分類されます．
連動アイテムが図面の更新時に対象を見失った場合や寸法線が作成出来ないような形状になった場合、その寸法線・記号は赤くなります．
この寸法線・記号は、「::連動に失敗した寸法線・記号」グループに分類されます．
連動の対象を見失った寸法線・記号は、〈寸法線編集／寸法線連動アイテム編集〉コマンドを使い、再連動させてください．

連動アイテムは、下記の寸法線編集コマンドに対応しています．それ以外のコマンドによる編集は、図面の更新時に復元されません．

寸法線編集コマンド

寸法補助記号(mtsy)
寸法公差記入(mtt1)
はめあい交差記入(mtt2)
寸法矢印変更(mlar)
寸法文字位置変更(mtpt)
寸法線位置変更(mlpt)
寸法補助線傾斜(mlag)
直半径寸法線編集(mllp)
累進寸法線編集(mlmp)
寸法線整列(dfit)
寸法表示尺度変更(mdsc)
寸法線・記号表示変更(mddm)

【制限事項】

3Dに作成した寸法線は連動しません．
Ver.4.9以前に作成した寸法線は連動しません．
Ver.4.9以前の投影図に寸法線を作成する場合は、図面の更新を先に行ってください．寸法線の作成だけでは連動しません．
[環境設定]→[図面]→[3D形状の変更に図面の寸法線を連動させる]のチェックをオフの状態で作成した投影図に寸法線・記号を作成しても連動しません．
連動させるための投影図には連動するための情報を付加しているため、多くのメモリを使用します．連動機能を使用しない場合は、この設定をオフにしてください．
３Ｄ形状のEDGEの増減があった場合、連動に失敗する事があります．
穴座標寸法線(dmxy)や電極(指示図出力)(elec)、加工指示図(elaron)で作成された寸法線は連動しません．
連動に対応していない寸法線編集を行った場合、図面の更新を行うと編集した内容は失われます．
連動に対応していない編集コマンドは、寸法値編集(dedit)、分割・結合(dvjn)、寸法補助線トリム(mprj)、補助線追加・削除(ddsp)、
穴座標寸法線編集(mdxy)、寸法線・記号分解(xpld)、寸法補助線移動(mpjl)です．
引出し線注記(lnsp)にて、?で計測した値は、図面の更新時には更新されません．

【操作】

連動に成功する場合連動に失敗する場合連動に対応していない寸法線編集を行った場合