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基本設定/データ変換(DCNV)
アレンジモードの図面を製図機能用中間ファイル形式で保存する
[説明]
- アレンジモードで作成した図面を製図機能用中間ファイルで保存します.
[制限]
- データ変換の対象となるアイテムは、プロジェクトアイテム、点、線分、円、円弧、スプライン、楕円、セット、寸法線、記号、文字です.
- 製図機能用中間ファイルとして指定できるファイル形式は、MD形式とDXF形式です.
- プロジェクトアイテムは、ソリッドおよびサーフェイスを投影したアイテムの属するグループと、ワイヤーフレームを投影したアイテムの属するグループの2つのグループにグループ化されます.ただし、DXF形式で保存した場合は、グループ化の情報は失われます.
- 複合アイテムは、グループ化されます.ただし、DXF形式で保存した場合は、グループ化の情報は失われます.
- クラス、線種、線幅の属性は保存されます.ただし、DXF形式で保存した場合は、線幅属性は失われます.
- 製図機能用中間ファイルでは、システムのクラスの内、1~255のクラスは同一のクラスに保存されます.それ以外のクラスについては、使用していないクラスに順番に振り分けます.255個以上のクラスを使用している場合には、振り分けできなかったクラスはすべて1番のクラスに割り振ります.
また、DXF形式に保存する場合も同様の処理が行われます.
- 製図機能用中間ファイル名称は、23文字までの半角英数字および_(アンダーバー)で指定します.また、製図機能用中間ファイルではファイル名称の前にユーザ識別子を付加し、「ユーザ識別子.ファイル名称.MD」あるいは「ユーザ識別子.ファイル名称.DXF」の形式で保存します.ユーザ識別子およびファイル名称で使用できない記号、全角文字が入力された場合はすべて_(アンダーバー)に変換します.入力したファイル名称の1文字目が、_(アンダーバー)となる場合は1文字目をX(エックス)に変換します.
- DXF形式で保存する場合は、DXFファイル名称にUIDを付けるかどうかを設定できます.
製図パラメータファイル(インストールフォルダ\config\ja_JP.mscode\draft_misc_form)における「$ DCNDXF」キーにて指定します.
- ユーザ識別子の初期値は製図パラメータファイル(インストールフォルダ\config\ja_JP.mscode\draft_misc_form)における「$ DCNUID」キーにて指定します.
指定がなければ環境変数MODELER_UIDに設定された名称、環境変数MODELER_UIDが無い場合にはログイン名(ユーザ名)の先頭4文字になります.
4文字以下のユーザ識別子については末尾に0を補った名称になります.
ユーザ識別子は先頭がアルファベットで始まる全て大文字の英数字です.
- DXF形式で保存した際のDXFファイルの改行コードはコードで保存されます.
- 製図機能用中間ファイルとしてMD形式を指定した場合、UNIX形式のMDファイルを作成します.
[操作]
- パネルで、保存するフォルダ、ファイル名称などを入力します.
- [保存する場所]では、ファイルを保存するフォルダを指定します.[カレントフォルダ]から選択することもできます.[カレントフォルダ]から選択すると、[保存する場所]に反映されます.
- [ファイル名]には保存するファイル名称を指定します. ユーザ識別子または拡張子が省略された場合には、ファイル名称の前にユーザ識別子が付加され、ファイル名称の後ろに拡張子が付加されます.
- [ユーザ識別子]には現在のユーザ識別子が表示されます. ユーザ識別子は変更できます.
- [原点]には現在の原点座標(初期値は0,0)が表示されます.
- [原点]を指示すると、画面上を指示して原点を変更できます.
- 【保存】を指示するとファイルが保存されます.
- スプライン近似パラメータの各項目は製図機能用中間ファイルを出力するときのスプラインの近似に関するパラメータです.《2D変換》のスプライン近似パラメータと同様です.
- 既に存在するファイル名称を入力すると、メッセージが表示されます.【別名指示】を選択して違う名称で保存するか、【はい(Y)】を選択して、上書きして保存します.
- ファイルが保存されると、メッセージが表示されます.
- DXF形式で保存した場合は、MD形式およびDXF形式のファイルが保存されたメッセージが表示されます.ただし、DXF形式のファイルを作成した後、MD形式のファイルは削除されています.