運用について
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工程コードファイル |
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「Space-E/CAM 穴あけ加工」にあらかじめ用意されている default.xhp を例に、工程コードファイルの書式を説明します。
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:コメント行
- 行の先頭に # を入力すると、その行はコメントになります。コメントには何を入力してもかまいません。
- ブランクのみの行、Enterのみの行は入れないでください。システムが正常に動作しなくなります。
:バージョン番号行
- コメント行を除いて、ファイルの最も先頭の行は、バージョン番号行です。
必ず、行の先頭から XHP1.0 と記述します。
:工程コード行
- バージョン番号行以降は工程コード行です。
- 1行に1つの工程コードとそのコードの入力パラメータを記述します。
- 1行の中に、ブランクはどこに記述してもかまいません。
- 1行の工程コード行には、コメント、工程コード、コード別入力パラメータの順に、あいだをカンマ(,)で区切って記述します。
記述例: G83, DEEP2, 切込み量 := q; 0, 逃げ量 := d; 0
- コード別入力パラメータが必要ない場合、工程コードの後ろのカンマ(,)以降は省略できます(工程コードの後ろのカンマ(,)は記述してもかまいません)。
記述例: G83, DEEP2
- コメントには、制御文字(Tab キーなど)以外は、何を記述してもかまいません。
- 工程コードは、必ず、半角英数字(A-Z, 0-9)で記述します。20文字まで記述できます。必ず大文字で記述します。
- 同じ工程コードを重複して登録することはできません。また、先頭が C で始まる工程コードも登録できません( c および C で始まる名称は、システムが専用で使用します)。
- コード別入力パラメータは、工程コードに続けて、20パラメータまで登録できます。
入力パラメータと入力パラメータのあいだは、カンマ(,)で区切ります。
なお、穴の座標値(X,Y)、R点の高さ(R)、加工深さ(Z)を、入力パラメータとして定義する必要はありません(これらのパラメータは、システムが穴あけ工程の中で別に管理しています)。- 1つの入力パラメータは、項目名 := 変数名 ; 初期値 と記述します。
- 項目名はその入力パラメータへのコメントです。工程コード行のコメントと同じ規則で記述します。
- 変数名はその入力パラメータの名称です。工程コードと同じ規則で記述します。
- 初期値は、その入力パラメータの初期値です。必ず、数値を記述します。
なお、初期値は省略できます。その場合、セミコロン(;)も省略できます。初期値を省略した場合、その入力パラメータの初期値は 0 に設定されます。記述例: G83, DEEP2, 切込み量 := q, 逃げ量 := d
工程コードファイルに登録した工程コードと入力パラメータは、工程コード設定ダイアログで次のように表示されます。
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