運用について

工程コードファイル

おねじ加工

おねじ加工
CGSPL20

 

経路例


左回り


ねじ径で作成


円弧アプローチ付き
(ねじ径で作成)

項目名
変数名
初期値
ねじ径 CDIA
切削開始高さ CSHEIGHT
Zピッチ CZSTEP
突き出し量 CZOVRCUT
トレランス CZTOL 0.1
右回り(1:ON) CCLOCK
円弧アプローチの円弧半径 CAPARCRD
円弧アプローチの円弧角度 CAPARCAG 0(度)
径補正(1:ON) CDCOMP
ねじ径で作成(1:ON) CPMODE
アプローチ距離 CAPDIS 0.0
ヘリカル補間出力(1:ON) COUTHEL

おねじ加工は、円筒の外側をらせん状に輪郭加工する経路を作成します。
おねじ加工の経路は、まず、イニシャルレベル高さでアプローチ点に移動します。
次に、その位置で切削開始高さまで下がります。
続いて、円筒に近づき、円筒の外側をらせん状に輪郭加工します。
経路が「加工深さ+突き出し量」分下がった高さに達したとき、円筒から離れ、復帰点レベルまで上がります。

【右回り】

  • 右回りが「0」の場合、左回りの経路が作成されます。
    右回りが「1」の場合、右回りの経路が作成されます。

【円弧アプローチ】

  • 円弧アプローチの円弧半径、円弧角度が0でない場合、切削開始部に円弧アプローチが追加されます。
    ただし、円弧半径がねじ径/2以上の場合、円弧アプローチは追加されません。

【径補正】

  • 径補正が「0」の場合、径補正コードは追加されません。
    径補正が「1」の場合、G42(工具進行方向に対して右側に補正)の補正コードが追加されます。
    径補正が「−1」の場合、G41(工具進行方向に対して左側に補正)の補正コードが追加されます。
    ただし、径補正コードの追加は、円弧アプローチが正しく追加された場合に限ります。

【ねじ径で作成】

  • ねじ径で作成が「0」の場合、工具中心の経路が作成されます。
    ねじ径で作成が「1」の場合、ねじ径の円周を軌跡とする経路が作成されます。

【アプローチ距離】

  • アプローチ距離が0の場合、ねじ中心から「ねじ径/2+工具半径」分離れた位置をアプローチ点とする経路が作成されます。
    円弧アプローチの円弧半径が0でない場合は、ねじ中心から「ねじ径/2+円弧半径+工具半径」分離れた位置をアプローチ点とする経路が作成されます
  • アプローチ距離が0でない場合、ねじ中心から「ねじ径/2+工具半径+アプローチ距離」分離れた位置をアプローチ点とする経路が作成されます。
    円弧アプローチの円弧半径が0でない場合は、ねじ中心から「ねじ径/2+円弧半径+工具半径+アプローチ 距離」分離れた位置をアプローチ点とする経路が作成されます。
  • なお、アプローチ点はねじ中心から座標系X軸+方向に作成されます。

【ヘリカル補間出力】

  • ヘリカル補間出力が「0」の場合、らせん部分の軌跡を線分で近似したNCデータを出力します。
  • ヘリカル補間出力が「1」の場合、らせん部分の軌跡をヘリカル補間したNCデータを出力します。
  • ヘリカル補間したNCデータを出力するためには、「穴あけヘリカル補間ユーティリティ」を参照ください。