出力制御ファイル
NCマクロ部

マクロの種類

4.加工終了

キーワード"[MacroToolEnd]"で始まります。
ここで加工終了時におけるエアカット高さの位置から加工原点までの早送りの移動を記述します。
さらに工具長補正キャンセルや主軸回転停止なども設定します。
このマクロの構造は次の通りです。

・<最終工具の場合(以降工程が無い)>

・エアカット高さから加工原点高さまでの移動(同時に工具長補正キャンセル)
・加工原点への移動
・切削油OFF
・主軸回転停止

・<最終工具でない場合(以降に工程が有る)>

・<次の工具と同じ場合>

・エアカット高さから加工原点高さまでの移動
・加工原点への移動

・<次の工具と異なる場合>

・エアカット高さから加工原点高さまでの移動(同時に工具長補正キャンセル)
・加工原点への移動
・切削油OFF
・主軸回転停止

5.サブプログラム呼出し位置(メイン、サブ1ファイル)

キーワード"[MacroSubCall]"で始まります。
ここではシステムが自動作成したプログラム番号を使用してサブプログラムの呼出しを記述します。
「パラメータ部」の「NCデータ出力形式」で"1ファイルがメイン部とサブ部で構成される"を選択した場合このマクロが実行されます。
記述した内容はNCデータのメインプログラムに出力されます。
プログラム番号はサブプログラムを作成する順に1からふられます。
このマクロの構造は次の通りです。

・システムが自動作成したプログラム番号を数値出力用の予約語(予約語一覧で説明)"V1"に代入
(デフォルトではメインプログラムのプログラム番号と重ならないように10を加えています)
・予約語"V1"を使ってサブプログラムを呼び出すNCコードを記述

6.サブプログラム呼出し位置(メイン、サブ別ファイル)

キーワード"[MacroSubCallDNC]"で始まります。
ここではシステムが自動作成したサブプログラムファイル名称を使用してサブプログラムの呼出しを記述します。
「パラメータ部」の「NCデータ出力形式」で" 3:サブ部を別ファイルで作成する"を選択した場合このマクロが実行されます。
記述した内容はNCデータのメインプログラムに出力されます。
また、サブプログラムファイル名称の一覧を記述したファイルが自動作成されます。
このファイルのファイル名称はNCデータファイル名称に"_DNC"が付加されたものです。
このマクロの構造は次の通りです。

・システムが自動作成したサブプログラムファイル名称を使ってサブプログラムを呼出すNCコードを記述

7.メインプログラム終了位置

キーワード"[MacroMainEnd]"で始まります。
ここではメインプログラムの最後に出力する内容を記述します。
「パラメータ部」の「NCデータ出力形式」で"1ファイルがメイン部とサブ部で構成される"を選択した場合のみメイン部の処理の後このマクロが実行されます。
このマクロの構造は次の通りです。

・メインプログラム終了のNCコードを記述

8.サブプログラム開始位置(メイン、サブ1ファイル)

キーワード"[MacroSubStart]"で始まります。
ここではシステムが自動作成したプログラム番号を使用してサブプログラムの先頭に出力するプログラム番号を記述します。
プログラム番号については前述"サブプログラム呼出し位置(メイン、サブ1ファイル)"と同じ方法で作成します。
このマクロの構造は次の通りです。

・システムが自動作成したプログラム番号を数値出力用の予約語(予約語一覧で説明)"V1"に代入
(デフォルトではメインプログラムのプログラム番号と重ならないように10を加えています)
・予約語"V1"を使ってプログラム番号用のNCコードを記述