運用編

出力制御ファイル

「NCマクロ部」

予約語一覧

3.システムが自動的に設定した内容を参照する

WUPPERGUIDE
:工作機械ダイアログで決定したテーブル上面から上ガイドまでの距離を参照できる
WLOWERGUIDE
:工作機械ダイアログで決定したテーブル上面から下ガイドまでの距離を参照できる
WLOWERWORK
:工作機械ダイアログで決定したテーブル上面から被削材下面までの距離を参照できる
WLIQUIDTYPE
:工作機械ダイアログで決定した加工液タイプを参照できる
(0:水 1:油)
WCONNECTINGTYPE
:工作機械ダイアログで決定したワイヤ結線方法を参照できる
(0:自動 1:手動)
WHOLEDIA
:工作機械ダイアログの加工条件テーブルで決定したイニシャルホール径を参照できる
WWIREDIA
:工作機械ダイアログの加工条件テーブルで決定したワイヤ径を参照できる
WWORKHEIGHT
:工作機械ダイアログの加工条件テーブルで決定した被削材板厚を参照できる
WPROGRAMFACE
:プログラム面の位置を参照できる
(0:上面 1:下面 2:任意)
WPROGRAMHEIGHT :プログラム面の高さを参照できる
テーブル上面からの高さを設定する
WSUBPROGRAMHEIGHT :プログラム補助面の高さを参照できる
テーブル上面からの高さを設定する
WPROGRAM

:プログラム面高さを設定する
「プログラム面の位置」の選択にかかわらず参照できる

WSUBPROGRAM :プログラム補助面高さを選定する
「プログラム面の位置」の選択にかかわらず参照できる
WPROGRAMPOS :プログラム面とプログラム補助面の位置関係を選択する
「プログラム面の位置」の選択にかかわらず参照できる
0:プログラム面が上
1:プログラム補助面が上
WTYPE
:形状登録ダイアログで定義した加工種を参照できる
(0:パンチ 1:ダイ 2:開)
WMETHOD
:形状登録ダイアログで定義した加工方法を参照できる
(0:荒 1:切 2:仕)
WCOUNT :加工タイプ(:荒、切、仕) ごとの加工回数を参照できる
WCURRENT :現在の加工番号を参照できる
WUPPERLOWER
:上下異形状加工かどうかを参照できる
(0:通常加工 1:上下異形状加工)
WCWCCW
:形状登録ダイアログで定義した加工方向を参照できる
(0:CW 1:CCW)
WREVERSE
:正転、反転を参照できる
(0:正転 1:逆転)
形状登録を行うときに選択した「時計回り/反時計回り」と同じ方向に加工する場合を正転とする
WITEMCOND
:形状内要素の状態を参照できる
(0:第1要素 1:第2要素以降 2:最終要素 3:第1かつ最終要素)
WMOVETYPE
:移動要素のタイプを参照できる
(0:早送り 1:直線 2:円弧)
WCURRENTSHAPENO
:現在加工中の形状番号を参照できる
(形状番号はシステムが自動的に生成したもの
WPATHMACHININGORDER
:経路連結ダイアログで設定した「連続加工順」を取り出す
(0:連続(形状優先) 1:連続(加工優先) 2:連続(加工優先)/パンチ連続加工 3:単品加工
WTAPERFLAG
:移動要素にテーパ角度が設定されているかいないかを参照できる
(0:設定されていない 1:設定されている)
WTAPER
:移動要素に設定されているテーパ角度を参照できる
WFIRSTTAPERFLAG
:1加工内でいずれかの要素にテーパ角度が設定されているかいないかを参照できる
(0:設定されていない 1:設定されている)
WFIRSTTAPER
:1加工内で最初に設定されているテーパ角度を参照できる
WFIRSTITEMTAPERFLAG
:1加工内で最初の要素にテーパ角度が設定されているかいないかを参照できる
WFIRSTITEMTAPER
:1加工内の最初の要素に設定されているテーパ角度を参照できる
RAPID
:予約語WRAPIDSTARTを定義してからの移動距離を参照できる
CUTTING
:予約語WRAPIDSTARTを定義してからの移動距離を参照できる
RAPIDTOTAL
:早送りでの全移動距離を参照できる
CUTTINGTOTAL
:切削送りでの全移動距離を参照できる
WWIRETYPE1
:円弧アプローチ時の要素の種類を参照できる
(0:直線部 -1:円弧部)
WCORELESS
:コアレス加工をするかしないかを参照できる
(0:しない 1:する)
WCORELESSTHICKNESS
:コアレス加工の残り代を参照できる
WCORELESSSTEPOVER
:コアレス加工の切り込み量を参照できる
WCORELESSCLEANUP
:コアレス加工後1周回加工を行うか行わないかを参照できる
(0:しない 1:する)
WCORELESSCUTCOM
:コアレス加工後1周回加工で径補正経路を作成するかを参照できる
(0:しない 1:する)
WNCOUTPUTTYPE
:NCデータの出力形式を参照できる
(1:通常出力 2:サブプロ出力)
WOPENCUTCOM
:開形状の径補正方向
(0:右(G42) 1:左(G41))
WSTARTPOSX
:加工形状のスタート点X
WSTARTPOSY
:加工形状のスタート点Y
WCORECIRCLE
:コアレス加工形状が円形状かを調べることができる
(0:円形状でない 1:円形状)
WCORECIRCLEDIA
:コアレス加工形状が円形状の時直径を調べることができる
WARCRADIUS
:移動要素が円弧の時半径を参照できる
WARCANGLE
:移動要素が円弧の時角度を参照できる
WARCLENGTH
:移動要素が円弧の時弧長を参照できる
WARCCENTERX
:移動要素が円弧の時中心点のX座標を参照できる
WARCCENTERY
:移動要素が円弧の時中心点のY座標を参照できる
WARCVECZ
:移動要素が円弧の時法線ベクトルのZ成分を参照できる
WTRANSFERTYPE
:形状間移動時のタイプを調べることができる
(0:通常の形状間移動 1:加工開始点からの移動 2:加工終了点への移動)
WTAPEREXIST
:テーパが存在するかを調べることができる
(0:テーパは存在しない 1:テーパが存在する)
WARCAPRET
:アプローチ/リトラクトが円弧かを調べることができる
(0:通常のアプローチ/リトラクト 1:円弧アプローチ/リトラクト)
WFIRSTSHAPE
:初めて加工する形状かを調べることができる
(0:初めてでない 1:初めて)
WCUTTINGCOUNT
:形状定義ダイアログで定義した加工回数を参照できる
WUSERDEF
:形状定義ダイアログで定義したユーザ定義条件を参照できる
WCUTTINGSTOPPOINT
:停止点直後の切り落しかを調べることができる
(0:停止点直後の切り落しでない 1:停止点直後の切り落しである)
WCOORDSET
:形状定義ダイアログで座標系が設定されているかを参照できる
(0:未設定 1:設定されている)
WCOORDSETATLEASTONE
:座標系が1つ以上設定されているかを参照できる
(0:未設定 1:設定されている)
WCOORDCHANGE
:加工開始位置にて座標系が変わったかを参照できる
(0:変わっていない 1:変わった)
WCOORDCHANGETYPE
:加工開始位置にてどの座標系が変わったかを参照できる
(0:変更なし 1:原点のみ変更 2:回転軸のみ変更 3:原点,回転軸ともに変更)
WSHAPENODIF
:加工開始位置にて加工形状が変わったかを参照できる
(0:変わっていない 1:変わった)
WSUBCALLNO
:サブプログラム番号を参照できる
加工種、形状番号、セカンドカットごとのタイプが設定される
WSUBCALLNOADR
:サブプログラム番号を参照できる
1からの追い番が設定される

(1加工内とは、アプローチしてからリトラクトするまでの区間をいいます)

 

コアレス加工時

コアレス加工時は径補正や加工条件を出力する場所が通常と異なるため、 マクロ[MacroWireApproach]にコアレス加工で荒加工の場合、径補正を出力しない設定を行います。

例)

[MacroWireApproach]
IF(START==0)
$WCUTTINGSTART$
<START=1>
ENDIF
IF(WWIRETYPE1==0)
  IF(WFIRSTTAPERFLAG==0)
    IF(WCORELESS==1&&WMETHOD==0) <--コアレス加工で荒加工の場合
      $WMOVE$$WUV1$$WCOND1$$WCOND2$ <--径補正を出力しない
    ELSE
      $WMOVE$$WUV1$$WCOMPMODE$$WCOND1$$WCOND2$
    ENDIF
  ELSE
    IF(T>=0)
     

!-G51!$WMOVE$$WUV1$$WCOMPMODE$$WCOND1$$WCOND2$

   

ELSE

     

!-G52!$WMOVE$$WUV1$$WCOMPMODE$$WCOND1$$WCOND2$

   

ENDIF

 

ENDIF

ELSE
 

$WMOVE$$WUV1$

ENDIF

 

このほかに、「パラメータ部」で設定した内容を参照できます。
「パラメータ部」で設定したキーワードを大文字にして先頭にPARA_を付加したものを予約語とします。

・PARA_ABSINC
・PARA_ARCCENTER
・PARA_SEQUENCE
・PARA_SEQUENCECOUNTMETHOD
・PARA_SEQUENCECOUNTUP
・PARA_SEQUENCEPLACE
・PARA_SEQUENCESTART
・PARA_SEQUENCEBLOCK
・PARA_ORIGINX
・PARA_ORIGINY
・PARA_ORIGINZ