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説明
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制限
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操作
|オプション|
機械図/シャフト変形(MSFT)
シャフトを変形する
[説明]
シャフトや穴の径を部分的に変更します.
入力は1〜3個の数値を":"で区切って入力します.
入力数が1個の場合、数値のみの入力か"r"(または"R")+数値の入力が可能です.入力タイプにより処理内容は以下のようになります.
[数値のみの入力] :軸端のC面取りの作成、または軸径が変わる個所に軸径の小さい方にヌスミを作成します.C面取りとヌスミは形状から自動的に判定されます.ヌスミを作成する場合、入力値はヌスミの幅、ヌスミ部の径は元の径から入力値を引いた値となります.
[数値の前に"r"(または"R")を付けた入力]:軸端のR面取りの作成、または軸径が変わる個所にR付けを行います.処理方法は形状から自動的に判定されます.
入力数が2個の場合、軸(穴)端部の径を変更します. 入力は、「軸(穴)径:長さ」と認識されます. 長さは指示端点から反対側の端点へ向かう寸法となります. 長さに負の値を入力すると軸長が長くなります.
入力数が3個の場合、軸(穴)の途中の径を変更します. 入力は、「変形基点までの距離:軸(穴)径:長さ」と認識されます. 長さに負の値を入力することもできます.
止め輪用の溝を作成する場合、呼び径で入力することもできます. 呼び径で入力できるのはE形止め輪(E10またはe10のように入力)、軸用C形止め輪(c20のように小文字のcを使用)、穴用C形止め輪(C20のように大文字のCを使用)です.呼び径より自動的に止め輪の
規格値
が設定されます.
Oリング用の溝を作成する場合、呼び径で入力することもできます.呼び径で入力できるのはP形OリングとG形Oリングです.P16のように大文字を使用すると外形基準のOリング、p16のように小文字を使用すると内径基準のOリング用溝寸法の
規格値
が設定されます.
処理対象のアイテムタイプは線分のみです.
[制限]
本コマンドで変形した図形は詳細図枠でトリムされません. トリムが必要な場合は、《詳細図/詳細図トリム》を使用してください.
[操作]
シャフトの端部を細くする
軸用C形止め輪の溝を作成する
C面取りとヌスミを作成する
R面取りとR付けを作成する
シャフトの端部を細くする
(間隔):軸径:幅または面取り[ヌスミ]サイズを入力してください. 15:9↓
線分を指示してください[15:9](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈1〉〈2〉
線分を指示してください[15:9](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈3〉〈4〉
軸用C形止め輪の溝を作成する
(間隔):軸径:幅または面取り[ヌスミ]サイズを入力してください. 4:-c20↓
線分を指示してください[4:19:-1.35](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈1〉〈2〉
線分を指示してください[4:19:-1.35](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈3〉〈4〉
c20に負号をつけた効果(4がどの寸法に相当するか)を明確にするため寸法線を記入しています
C面取りとヌスミを作成する
(間隔):軸径:幅または面取り[ヌスミ]サイズを入力してください. 1.5↓
線分を指示してください[1.5](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈1〉〈2〉
線分を指示してください[1.5](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈3〉〈4〉
R面取りとR付けを作成する
(間隔):軸径:幅または面取り[ヌスミ]サイズを入力してください. r1.5↓
線分を指示してください[r1.5](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈1〉〈2〉
線分を指示してください[r1.5](間隔:軸径:幅、面取り[ヌスミ]の変更可). 〈3〉〈4〉