連接フィーチャ

説明
穴部品あるいは穴部品を含むユニットを配置すると、配置先のプレートに穴を開けます。穴が開いているプレートは連接フィーチャと呼ばれます。
連接フィーチャに関連する穴あるいはプレートの位置、形状などを変更する時、連接フィーチャも連動的に変更することができます。
配置した後、プレートあるいはコピーなどの操作で新しくできた穴に連接フィーチャを作成したい場合は、[DCON]コマンドで連接フィーチャを作成・更新することができます 。
連接フィーチャのブーリアン処理に、穴への削除がなく、非表示だけです。[UBAL]コマンドで非表示した穴を一時的に再表示することができます。 ただし、連接フィーチャが更新されると、又非表示になります。ずっと表示させたい場合は、[MODPARTS]、[MODUNT]、[DCON]のいずれで連接をOFFしてください。
*穴・プレートが相応なMold属性を持たなければなりません。
*穴はフィーチャで作成されたユーザ部品である必要がある。
『user_part_models\MoldUserPartControl.xml』というファイルを編集することで新しいユーザ穴を登録することができます。
例えば、新しく作った四角穴(保存先:user_freedim_parts\四角穴.upt)を登録したい場合は、uptファイルのパスを適当な穴タイプの下に追加します。
*『MoldUserPartControl.xml』にて記述している穴タイプしかが認識されません

パラメータ
キー名 フィーチャのシステム用名称です。現在利用されていないので、任意の値で問題ありません。
名称 フィーチャの表示用の名前です。主にパーツツリーで使用されます。目的などに応じて分かりやすい名称を自由に付けることができます。
座標変換情報 フィーチャ作成後に移動・回転等を行った場合に付加されます。詳細は別項を参照してください。
フィーチャ・タイプ 手続き型(固定値)
フィーチャ基準データム フィーチャを作成したときのシステムのカレント データムの名称が表示されます。データムが削除されていると「該当なし」と表示されますが、データム情報は内部的に保持しています。
ブーリアン・タイプ ブーリアンのタイプです。ここで『差』で固定しています。
活動化 ブーリアンをするかどうかのフラグです。0を指定する場合は、ブーリアンしません、基になるアイテムのみをフィーチャに登録します。 0以外の値を指定する場合は、ブーリアンします。トップフィーチャでない場合は、この値が必ず 0に設定しています。

連接フィーチャ応用例
[部品配置モード]でボルトユニットをPLBASEで作成したモールドベースにドロップし、連接フィーチャを作成します
  •  (0., 0., 0.)点にモールドベースをPLBASEで作成し、ボルトユニットを配置したい位置(緑プレートの上面)に六個の点を作成しておきます
  • ボルトユニット(『sample_unit/bolt_unit』)をいずれの配置点にドロップし、寸法を編集して【OK】を押します。
  • 連接フィーチャが作成されました。
  • ボルトユニットを[MODUNT]で編集します
    プレートの形状も変わりました。
  • 連接を[DCON]でOFFします
    [DCON]を実行します。[確定]
    [連接対象: 自動検索]。
    [連接をする: OFF]。
    プレートと穴のブーリアンを解除しました。
  • ボルトユニットを[DUP]でコピーします
    [ユニットコピーをする: ON]。
    (1)ユニットボルトの配置原点を原点として指示します。
    (2)残りの五つの点を配置点として指示します。[確定]
    (3)ボルトをデュープするOBJECTとして指示します。[確定]
    この時点で、まだ穴同士がプレートから切り抜かれていません。
  • 連接フィーチャを[DCON]で更新します。
    [連接対象: 自動検索]
    [連接を実行する: ON]
    [DCON]を実行します。[確定]
    穴同士とプレートをブーリアンで連接しました。
  • 穴リストを[LISTHOLE]で出力します。
    赤プレートを指示します。
    穴同士が非表示されても、出力しました
  • 連接フィーチャをアレンジします。
    アレンジモードを[ARON]で起動します。
    [プレートの投影方法: 直交する投影図にだけ投影する]
    上から三番目のプレートを投影対象として指示します。
    穴同士が非表示されても、認識されました