出力制御ファイル
NCマクロ部

マクロの種類

9.サブプログラム終了位置(メイン、サブ1ファイル)

キーワード"[MacroSubEnd]"で始まります。
ここではサブプログラムの最後に出力するメインプログラムへの復帰コードを記述します。
このマクロの構造は次の通りです。

・メインプログラムへの復帰コードを記述

10.サブプログラム開始位置(メイン、サブ別ファイル)

キーワード"[MacroSubStartDNC]"で始まります。
ここではサブプログラムの先頭に出力する内容を記述します。
デフォルトでは記述する内容はありません。

11.サブプログラム終了位置(メイン、サブ別ファイル)

キーワード"[MacroSubEndDNC]"で始まります。
ここではサブプログラムの最後に出力する内容を記述します。
デフォルトでは記述する内容はありません。

12.NURBS補間モード開始時の初期化用

キーワード"[MacroNurbsStart]"で始まります。
ここではNURBS補間される区間の先頭ブロックを出力するためにシステムを初期化する内容を記述します(工作機械による違いを吸収します)。
このマクロの構造は次の通りです。

・NURBS補間用のパラメータであるウェイトを1に初期化
(この設定によりウェイトの値が1でない場合のみNCデータへ出力します
(「機能変数部」で設定したウェイトの属性がモーダルである必要があります))
・NURBS補間モードを開始するためのGコードが必ずこのブロックで出力するように初期化

13.NURBS補間モード中の初期化用

キーワード"[MacroNurbs]"で始まります。
ここではNURBS補間される区間の先頭以外のブロックを出力するためにシステムを初期化する内容を記述します(工作機械による違いを吸収します)。
このマクロの構造は次の通りです。

・NURBS補間用のパラメータであるウェイトを1に初期化(この設定によりウェイトの値が1でない場合のみNCデータへ出力します
(「機能変数部」で設定したウェイトの属性がモーダルである必要があります))

この記述はFANUC仕様であり必ずデフォルト値1を補うようにNCコードが出力されます。
また、OKUMA仕様の場合は前ブロックまでの有効値を補うようにNCデータを作成します。
OKUMA仕様を実現するためには上記記述を削除します。(このマクロには何も記述しません)

14.サブプログラム作成時の固定サイクル定義用(穴あけ加工)

キーワード"[MacroCycleCntl]"で始まります。
ここでは移動情報を含まない固定サイクル定義を行います。
予約語"$CYCLECNTL$"により移動情報を含まない固定サイクル定義情報に展開されます。
さらに、固定サイクル定義情報と共に出力するNCコードを記述します。(通常"L0")

15.固定サイクルキャンセル用(穴あけ加工)

キーワード"[MacroCycleCancel]"で始まります。
ここでは固定サイクルキャンセル時の処理を記述します。
このマクロの構造は次の通りです。

・固定サイクルキャンセル処理
・固定サイクルでの加工に関するデータを初期化します。
(これにより、次の固定サイクル時における、モーダル機能による省略を抑止します)
・固定サイクルキャンセルコードを記述します。

16.最後

キーワード"[MacroEnd]"で始まります。
ここでは主に"%"を記述します。

注意)NURBS補間用のマクロ[MacroNurbsStart]と[MacroNurbs]では、予約語およびIF文は使用できません
(このマクロはシステムの初期化を目的とします)。