機能パラメータ

等高線(2.5D)…オプション

基本形状と断面形状より、等高線に沿った経路を作成します。
画面上をマウスでクリックすると、各パラメータを説明します。
加工対象形状の境界は加工範囲ノードにて設定します。もし形状設定されていない場合、ワーク形状から矩形を得て参照します。

機能
アプローチ
回避
制限項目

送り速度

通常切削速度:
切削速度を入力します。

工具設定を参照する:
工具パラメータに設定されている送り速度を参照するかどうかを設定します。
工具パラメータの[送り速度]を参照する場合、[通常切削速度]には、その値が反映されます。

 

通常切削速度以外の速度では、直接に送り速度を指定するか、通常切削速度に対する係数で指定するかを選択できます。

速度直接指定:

通常切削速度以外の速度を、直接に送り速度を指定します。

係数指定:

通常切削速度以外の速度を、通常切削速度に対する係数で指定します。

 

ピック速度:
ピック速度を入力します。
ある断面から次の断面に切削で移るときのピック部分につく送り速度です。

アプローチ速度:
アプローチ速度を入力します。
水平アプローチ部や、アプローチ点指定でのアプローチ、形状沿いアプローチにつく送り速度です。エアカットタイプがジグザグまたは逆斜めのときは、切込み部分につく送り速度です。

リトラクト速度:
リトラクト速度を入力します。
水平アプローチのリトラクト部分や、リトラクト点指定でのリトラクト、あるいは自動で水平方向へリトラクト付加する部分に付く送り速度です。

エアカット速度:
エアカット[直接]を指定している場合、あるいは、ある断面から次の断面で垂直に降りる箇所に付く送り速度です。

サブエアカット速度:
エアカットとサブエアカットを指定している場合、サブエアカット部に付く送り速度です。

 

(パネル上のアイコンは、送り速度がつく部位のイメージを表しています。実際に作成する経路形状ではありません。)

インコーナーR
インコーナー部分に円弧を付けます。

インコーナーRをつける:
経路のインコーナー部に円弧を付けます。高速切削での減速回避、コーナー部での削り込みを防止します。

工具直径比:

工具直径比:
インコーナーに付く円弧の大きさ(半径)を工具直径に対する比率(%)で設定します。 例えば、工具直径比が20(%)の場合、工具の直径が50ならば、インコーナーに付く円弧の半径は10となります。

半径:

半径:
インコーナーに付く円弧の大きさ(半径)を指定します。

最大、最小:
インコーナーに付く円弧の最大半径値と最小半径値を入力します。

最終仕上げを行う:
インコーナー部の最終仕上げ加工をするかどうかを選択します。

最大:2.0、最小:1.0、最終仕上げを行う:ONの時 最大:2.0、最小:2.0、最終仕上げを行う:ONの時
最大:2.0、最小:1.0、最終仕上げを行う:OFFの時 最大:2.0、最小:0.0、最終仕上げを行う:OFFまたはONの時

オプション

開形状の延長量:
加工領域に開形状を設定している場合、切削断面の開始・終了位置に、指定した長さで接線方向にアプローチ、リトラクトする経路を作成します。
切削断面に対する干渉は考慮していませんので、干渉しない値を設定してください。

トレランス

トレランス:
エアカットの「ジグザグ」「逆斜め」が経路の円弧要素上に付加される時、線分近似するために使用されます。

残り代:
加工領域と断面形状の設定より、仮想の3次元形状に対する残り代(仕上げ代)を入力します。
工具コーナー半径以下のマイナス値を入力することもできます(工具コーナー半径+残り代>0)。

工具軸方向残り代:
工具軸方向の残り代を指定します。
工具軸方向とXY方向残り代を別の値にする場合、まず、XY方向残り代を「残り代」に指定し、次に「工具軸方向残り代」に値を入力してください。
下図のように平坦面を先に仕上げて、後で側面の残り代分を加工したい場合には、残り代に任意の値、工具軸方向残り代には0を指定にて経路作成できます。

<残り代>0、工具軸方向残り代=0の例>

工具軸方向残り代を残り代と同値で設定:
工具軸方向の残り代と残り代を同じ値に指定します。
チェックを入れた場合、 工具軸方向残り代の設定は灰色表示となり、残り代の入力値が両方の残り代に反映されます。