トロコイド…制限
|

|
加工
- モデルの頂上が平坦である場合は、平坦部認識を指定してもその箇所を加工する経路は作成されません。
- モデル、加工条件により、下記の不具合が発生することがあります。
- 削り残しが発生することがあります。
- 削り残し部の処理時に、全面切削する断面が発生することがあります。
- メスモデルには対応していません。
- XY加工範囲の外は加工済みと見なした経路計算を行っていますので、加工範囲外側に存在するモデルに対して干渉を考慮していません。
- 経路は加工領域に対してXY切込み量分だけ外側へ拡大した領域で作成します。「加工境界に対する工具位置」にて「外側/内側」を指定した場合、さらに、その位置に対して外側拡大/内側縮小した範囲に作成されます。
- 「機能」−「削り残し部の切削」を選択の上、「全周」以外の設定をすると、削り残りや削り込む経路が作成されます。全周以外の場合は「削り残し部の切削」を設定しないでください。
- トロコイド経路は、X軸、Y軸方向の側面から見て、製品形状が見渡せる範囲だけを加工対象としています。X軸Y軸方向の側面から見て影になる部分は削り残りとなりますので、「削り残り部の切削」を指定して経路作成するか、他の標準加工機能にて部分作成してください。また、上記の理由から、「全周」以外の指定にて、モデルの開口部となっていない方向から切り込む経路は作成できません。
- [削除面積][削除長さ]は通常0.1で指定します。寸法の小さいモデルや工具径が1mmなどの小さい場合で経路が不足する場合に小さい値を設定して下さい。大きい値を設定するとオス形状の頂上部で削り残りやモデル干渉する経路が作成されることがあります。
アプローチ
- アプローチ(円弧アプローチ、直線アプローチなど)を設定する場合は、エアカットタイプは直接を設定してください。
例えば、ジグザグとアプローチを同時設定すると、アプローチへG00で直接降下する動きとなってしまいます。
エアカット
- 「ジグザグ」「逆斜め」を指定した場合、高さは必ずInc 指定になります。
高さをAbs指定することはできません。
インコーナーR
- モデル、加工条件により、削り残しが発生することがあります。
工具直径比をデフォルトの20%以下に設定するか、あるいはXYの切込み量を工具半径の80%以下に設定すると安定した経路が作成されます。
- XYの切込み量と工具半径が等しい時、インコーナーRを指定すると、モデル形状によっては削り残りが発生します。このような時は、XYの切込み量を小さくしてください。(インコーナーR半径 または インコーナーR最小半径 ≦ 工具半径 − XYの切込み量)
加工範囲
- 矩形以外の領域が指定された場合、その領域を包含する矩形として扱われます。
- 複数領域を設定した場合、全てを包含する領域の矩形を範囲とします。
- ガイド化を設定しても参照されません。
回避
- [回避最短ルート]を選択した場合、以下の制限があります。
- 最短ルート化した経路の速度は[工作機情報]-[早送りの送り速度]の設定値を参照します。
- 最短ルート化した経路は[経路エディタ]-[加工シミュレーション]では切削として扱うため[G00干渉]のチェック対象外です。
- 本機能での最短ルート機能は計算対象モデルのみを参照します。ストックは参照しません。
- [回避最短ルート]を選択した場合、以下の制限があります。
本機能での最短ルート機能は計算対象モデルのみを参照します。ストックは参照しません。
[回避タイプ]-[安全距離]は、加工途中のストックを考慮した設定を行ってください。
- [最適回避高さ]を選択した場合、以下の制限があります。
本機能での最適回避高さ機能は計算対象モデルのみを参照します。ストックは参照しません。
[回避タイプ]-[安全距離]は、加工途中のストックを考慮した設定を行ってください。
機能
アプローチ
回避
オプション