テーパ フィーチャ

説明
[部品作成モード]で勾配付け(面基準)コマンドを実行すると、テーパ フィーチャが作成されます。作成後、パーツツリーにテーパ フィーチャが追加されます。 パーツツリーでは、テーパ フィーチャノードの下層に、勾配付け対象として指示したフェイスを含むフィーチャが1つ追加されます。フィーチャではない単純ソリッドを指示した場合は、[固定形状]という名称のノードが追加されます。

パラメータ
  
キー名 フィーチャのシステム用名称です。現在利用されていないので、任意の値で問題ありません。
名称 フィーチャの表示用の名前です。主にパーツツリーで使用されます。目的などに応じて分かりやすい名称を自由に付けることができます。
座標変換情報 フィーチャ作成後に移動・回転等を行った場合に付加されます。詳細は別項を参照してください。
フィーチャ・タイプ 手続き型(固定値)
フィーチャ基準データム フィーチャを作成したときのシステムのカレント データムの名称が表示されます。データムが削除されていると「該当なし」と表示されますが、データム情報は内部的に保持しています。
テーパ基準点 フェイスを傾ける基準となる点の座標です。データムを指示した場合はデータムの原点、PLN フェイスを指示した場合は平面の基準点が設定されます。
テーパ基準点は座標値として管理されているため、テーパ対象となる形状の高さ等が変化しても連動しないので注意してください。
テーパ基準法線 フェイスを傾ける基準となる法線方向ベクトルです。データムを指示した場合はデータムの法線方向、PLN フェイスを指示した場合は平面の法線ベクトルが設定されます。
角度 フェイスを傾斜させる角度です。詳細については、勾配付け(面基準)のマニュアルを参照してください。
活動化 フェイスをテーパするかどうかのフラグです。0を指定する場合は、フェイスをテーパしません。 0以外の値を指定する場合は、フェイスをテーパします。
テーパ 対象フェイス 勾配付け(面基準)コマンド実行時に指示したフェイスの数だけ[テーパ 対象フェイス]という項目が追加され、指示したフェイス毎のパラメータが表示されます。自動トレースによって指示されたフェイスも1つずつ追加されます。

テーパ 対象フェイス パラメータ
勾配付け(面基準)コマンドの仕様と同じく、フェイス毎に異なる勾配角度を指定することができません。
エンティティID 指示したフェイスの固有IDです。変更することはできません。

制限
勾配基準として、データム指示、フェイス指示、平面係数指示のどの方法を用いても、作成されるテーパ フィーチャは同一のものになり、保持するパラメータも同じになります。
現在、テーパ 対象フェイスを増減、変更することができません。パラメータの変更のみ可能となっています。 テーパ 対象のフィーチャの形状がパラメータの変更により大幅に変わった場合、テーパ 対象フェイスを特定することができなくなり、テーパ フィーチャの再計算に失敗することがあります。