ポケット…制限
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機能
- 池、島として設定、経路計算できる最大個数は、切り込みモード「周回」、「平行」共に500個までです。
- 加工範囲ノードにて境界に対する工具位置を外側/内側に設定した場合、残り代は有効となりません。
- 「周回(外側→内側)」を指定した場合、加工順序が異常となることがあります。御注意下さい。
- 残り代を指定しても、島の上面には残り代は考慮されません。ポケット機能の残り代は従来通りのXY方向の残り代となっています。
- 島の高さの段とZピッチの位置が一致しない場合、島の高さにはパス作成しません。
- 加工領域、島領域設定ダイアログ
- 基本加工境界から共有化した形状は「反転」「領域編集」「開始点変更」や、Z範囲変更の操作をすることはできません。「削除」した場合、共有化対象から外されます。
- 共有化している形状を、基本加工境界パネルで「反転」「領域編集」「削除」「開始点変更」「削除」「形状変更」などをした場合、設定内容が変更されます。
- 境界に対する工具位置が境界上の場合、残り代は対応していません。 マイナス値には対応していません。
- 経路作成可能な段数は周回の場合で、最大1000段までです。切込みモード:平行は約600段までです。
- 加工領域、島領域設定パネルの「池島の自動認識」のボタンは、もし領域が交差している場合、使用できません。領域が重なっている場合も意図とした動作とならないことがあります。
- 加工領域、島領域設定パネルの「近い順」のボタンは、最適な順序に並び変えるものではありません。形状の位置、第1番目の領域の位置などにより、意図としない順序になることがあります。
周回経路
- XY切込み量に工具半径を超える値を指定すると、削り残りが発生することがあります。
- 周回モードのとき、切込み量の指定値によっては、ピック位置が変わることがあります。
アプローチ
- アプローチ(円弧アプローチ、直線アプローチなど)を設定する場合は、エアカットタイプは直接を設定してください。
例えば、ジグザグとアプローチを同時設定すると、アプローチへG00で直接降下する動きとなってしまいます。
- スパイラルアプローチ、円弧アプローチ、直線アプローチはモデルに対する干渉を考慮しません。
スパイラルアプローチの場合、アプローチ点を安全な位置に、スパイラル半径を安全な値に指定することで干渉を回避して下さい。
- スパイラルアプローチは切り込みモードが「周回(内側->外側)」「周回(外側->内側)」の時のみ有効です。
- モデル、加工条件により、アプローチ点からの移動、またはリトラクト点への移動部分が領域に干渉した場合、加工開始位置を変更します。開始位置を変更しても干渉する場合、アプローチ点・リトラクト点の移動は出力されないことがあります。
- 「周回(外側→内側)」を指定した場合、特殊なケースを想定して、円弧/直線アプローチの干渉チェックは行っていません。
- アプローチにスパイラルを指定した場合、最外周を周回する傾斜アプローチを作成します。
- 島領域に対してアプローチ点、リトラクト点は指定できません。
- 島領域の内側に池の領域を登録しても、池の領域(下図の黄色部分)には経路作成しません。これは以前のVer.からの制限です。

- 加工領域、島領域登録パネルの「近い順」のボタンは、以下の制限があります。
- 全ての領域を効率よく巡回する並びかえには対応していません。
- 並びかえたいものだけ選択指定や、並びかえたくない領域を除外選択することはできません。
- 領域が1個のみ登録の場合は使用できません。
- 領域同士が公差している場合、正しく判断できません。
エアカット
- 「ジグザグ」「逆斜め」を指定した場合、高さは必ずInc 指定になります。
高さをAbs指定することはできません。
インコーナーR
- モデル、加工条件により、削り残しが発生することがあります。
工具直径比をデフォルトの20%以下に設定するか、あるいはXYの切込み量を工具半径の80%以下に設定すると安定した経路が作成されます。
- XYの切込み量と工具半径が等しい時、インコーナーRを指定すると、モデル形状によっては削り残りが発生します。このような時は、XYの切込み量を小さくしてください。(インコーナーR半径 または インコーナーR最小半径 ≦ 工具半径 − XYの切込み量)
加工範囲
- XY、Zの範囲を設定しても無視されます。
- Ver.4.4以前で作成した作業を開くとき、加工範囲ノードのないポケット工程は加工領域(池)なしとして取り込まれます。Ver.4.4では加工範囲ノードなしでもワークの矩形範囲でパス作成していましたが、Ver.4.5ではそのままパス計算するとエラーとなります。
- 池形状も島形状も円形で同心円状の位置関係にあると、指定のXYピッチによっては誤動作して経路作成されないことがあります。
機能
アプローチ
回避
オプション