基本操作
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工程ツリービュー |
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ツリービューは「ノード」と呼ばれる部品からなり、「ノード」には以下のような種類のものがあります。
<工程ツリービュー> |
「作業」
一連の作業名称です。
工程ツリービューの一番上の行にある作業名からマウス右クリックにて開くプルダウンメニューを開き「プロパティ」を指定すると「作業の設定」をすることができます。「モデル」「ワーク」
経路作成の対象となる形状と、加工対象となる素材を指定します。
詳細は「工程設計」→「モデルの設定 」、「ワークの設定」を参照して下さい。
「工作機情報」
工作機ごとの情報を指定します。
詳細は「工程設計」→「工作機情報の設定」を参照して下さい。
「基本加工座標系」
3軸機能を使用する際に座標系を設定します。
詳細は「工程設計」→「基本加工座標系の設定」を参照して下さい。「基本加工境界」
工程設計上の作業で使用する境界形状を一括登録、管理します。
詳細は「共通パラメータ」→「基本加工境界」を参照して下さい。「工程、工程グループ」
経路作成の工程を指定します。
この工程を一括して処理する場合には、工程グループを指定します。「機能」
経路を作成する機能を指定します。
詳細は「工程設計」→「機能の登録」を参照して下さい。「工具」
経路を作成する加工工具を指定します。
詳細は「工程設計」→「工具の登録」を参照して下さい。
「加工範囲」
経路を作成する範囲を指定します。
詳細は「工程設計」→「加工範囲の登録」を参照して下さい。「補助機能」
作成された経路を基に編集を行います。
詳細は「工程設計」→「補助機能の登録」を参照して下さい。「ポスト」
NCデータを作成します。
詳細は「工程設計」→「ポストの登録」を参照して下さい。「穴あけ」
穴あけ工程を作成します。
詳細は「穴あけ加工」を参照して下さい。
工程グループノードや工程ノードからマウス右クリックにて開くプルダウンメニューからいくつかの指定をすることができます。
(工程グループノードの
プルダウンメニュー) (工程ノードの
プルダウンメニュー)
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機能選択ボタンの計算実行
を行う際、対象となる機能は計算フラグが[計算する]になっている機能のみを対象として計算します。
(新規に登録された機能は[計算する]がデフォルトになっています。)
「計算しない」を選択すると 計算実行の対象から外します。
注意)各機能ダイアログで[OK]を押した時、パラメータが変更されている場合には自動的に計算フラグを「計算する」にします。 補助機能は自動で計算フラグONにならないので手動で設定して下さい。
工程グループ、工程、補助機能、ポストを未使用とする設定を行います。
工程グループ、工程、補助機能、ポストを登録していても、実際の加工で使用しない場合や、試行的に条件を変えるなどの場合に未使用とすることで補助機能や経路エディターの経路表示、ポスト、CAMWEB出力でそのノードを無視する動作が可能となります。
「未使用解除」を指定すると通常通りの動作となります。注意)例えば、補助機能にポストを指定した上、その補助機能を未使用にすると、補助機能は存在しないものとして取り扱います。未使用にした後でポストを計算した場合、NCデータの出力結果は変わります。
未使用の場合:
未使用に設定すると、工程ツリー上の該当ノードのアイコンは網かけが入ります。
ノードが未使用状態の時は、計算する/計算しないの切り替えができなくなります。また、計算フラグが立っていても計算されません。
未使用(計算可能)の場合:
未使用(計算可能)に設定すると、工程ツリー上の該当ノードのアイコンは赤色の網かけが入ります。
ノードが未使用(計算可能)の時は、計算する/計算しないの切り替えが可能で、計算フラグが立っている場合は計算対象となります。ただし、CamWEB、ポスト、シミュレーション、ストック更新等の処理は無視されます。
工程グループ、工程に対して背景色を設定することができます。
工程ツリー上の工程グループや工程ノードからプルダウンメニューを表示し、「色分け使用」を選択すると、「色の設定」パネルが現れます。
ここで任意の色を設定すると工程ツリービューと工程リストビューの該当工程の背景色が変更されます。
上へ移動/下へ移動:
指定した工程グループ、工程ノードを1つ前または1つ後の工程となるよう移動します。上の階層へ移動:
指定した工程グループ、工程ノードを上の階層(ツリーの根元側)に移動します。以下の工程を全て閉じる:
工程ツリービュー上の現在指定した工程ノード以下の工程ノードを閉じます。選択した工程を工程パレットに保存します。
工程グループノード、工程ノード、機能ノード、補助機能ノード、工具ノードなどを新規追加します。
詳細ついては「工程設計」→「工程の登録」、「機能の登録」、「補助機能の登録」、「工具の登録」、「加工範囲の登録」、「ポストの登録」の各ページを参照して下さい。加工座標系、工具軸設定の詳細については「共通パラメータ」→「基本加工座標系」のページを参照下さい。
工程の複製や工程の削除・移動を工程ツリービュー上で指定します。工程設計の「工程の複製」や「工程の削除・移動」のページも参照下さい。
ノードのプロパティを設定します。
機能ノード、補助機能ノード、ポストノードのプルダウンメニューの各内容について説明します。
機能パラメータ、補助機能パラメータの詳細については、「標準加工→機能パラメータ」「標準加工→補助機能パラメータ」を参照下さい。ポストの各操作については、「ポストプロセッサ」を参照下さい。
機能ノード 補助機能ノード
ポストノード<メニューの選択肢と使用可能かどうかの一覧>
メニューの選択肢 内容 機能 補助機能
ポスト 計算する計算フラグの切り替えについては、本ページ上方の「計算する/計算しないの切り替え」を参照下さい。
○ ○ 計算しない ○ ○ 未使用 ノードの使用切り替えについては、本ページ上方の「未使用/未使用解除の切り替え」を参照下さい。「未使用(計算可能)」は機能、補助機能では使用できません。 − ○ 未使用解除 − ○ 色分け使用 色分け使用の操作方法は、本ページ上方の「色分け使用/色分け使用解除の切り替え」を参照下さい。 − ○ 色分け使用解除 − ○ 上へ移動 指定した補助機能ノードを1つ前または1つ後のに移動します。
補助機能ノードもしくはポストノードを1つの工程に複数指定している場合のみ有効です。 − ○ 下へ移動 − ○ 上の階層に移動 − ○ 機能ファイルとして保存 選択した機能、補助機能、ポストを機能パレットに保存します。 ○ − 補助機能ファイルとして保存 − ○ 切り取り 機能の複製や機能の削除・移動操作を行います。 ○ ○ コピー ○ ○ 貼り付け ○ ○ 削除 ○ ○ テキストビューアで表示 ポスト計算したNCデータをテキストエディタで表示します。 − ○ 経路エディタで表示 機能ノード、補助機能ノードから計算した経路ファイルを経路エディタで表示します。 ○ ○ 機械シミュレーションで表示 Space-E/5Axisオプションのみで使用できます。 ( ○ ) *1 ( ○ ) *1 プロパティ ノードのプロパティを設定します。 ○ ○*1 Space-E/5Axisの5軸の機能ノードのみ選択あり。
*2 穴あけ加工ノードは、 「計算する」、「計算しない」、「プロパティ」のみ操作可能です。穴あけ加工については、「穴あけ加工」の章を参照下さい。
工具ノードのプルダウンメニューの各内容について説明します。
工具パラメータの詳細については、「標準加工→工具パラメータ」を参照下さい。
メニューの選択肢 内容 工具ファイルとして保存 選択した工具を工具パレットに保存します。 切り取り 工具の複製や工具の削除・移動操作を行います。 コピー 貼り付け 削除 プロパティ ノードのプロパティを設定します。
加工範囲ノードのプルダウンメニューの各内容について説明します。
加工範囲ノードの詳細については、「標準加工→工程設計→加工範囲の登録」を参照下さい。
メニューの選択肢 内容 上へ移動 指定した加工ノードを1つ前または1つ後のに移動します。
加工範囲ノードを1つの工程に複数指定している場合のみ有効です。 下へ移動 工具ファイルとして保存 選択した工具を工具パレットに保存します。 切り取り 加工範囲の複製や工具の削除・移動操作を行います。 コピー 貼り付け 削除 プロパティ ノードのプロパティを設定します。
各ノードからマウス右クリックにて開くプルダウンメニューを開き「プロパティ」を指定するとの「ノードのプロパティ」が開き、「説明」を記入することができます。Alt
+ Returnキーでも各ノードのプロパティが開きます。
制限事項)
・Windows VISTAのデフォルト文字フォントである"メイリオ"の場合、工程ツリービューのノード名称で文字枠が重なって表示されます。以下の手順にてフォントを変更することにより重ならないように表示できます。
工程ツリービューの文字フォント関係する部分の変更方法:
1)Windowsコントロールパネル→個人設定→ウィンドウの色とデザイン→詳細設定から「デザインの設定」パネルを開きます。
2)「指定する部分」のプルダウンから2番目の「アイコン」を選択。
3)「フォント」の所が"メイリオ"になっているのを"MS UI Gothic"に変更 。
4)OKボタンを押して、「デザインの設定」パネルから「適用」ボタンを押す。・機能ノードや工具ノードなしの工程ノードから、右クリックで新規機能を追加しても、その工程ノードに機能ノード追加とならず、新しい工程ノードを作成します。
・ノード名称に長い名称を多用すると、CLマネージャでの計算でエラーとなることがあります。 指定できる長さは、作業名+(工程グループ名+2文字…)+工程名+機能名 の文字数合計が249文字までです。工程グループの階層が深い場合は積算となります。